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墓場ぐらしのサダコさん

作者:則本潮
最新エピソード掲載日:2026/10/26
カーテンの隙間から差し込む光で、あたしは目を覚ます。
――なんて、カーテンなんてないんだけど。

名前は桜庭貞子、十六歳。ネイルとプリが命の、きらきら女子高生――ただし、もう死んでいる。

舞台は、某県某市、某寺にある墓地。
ここでは「〇〇家之墓」の一つひとつが、霊たちにとっての立派な我が家だ。
貞子は、曾祖父母や隣人たちと賑やかに暮らす、幽霊としての日常を送っている。
霊は殴っても死なない(もう死んでいるので)。
お経は霊にとっての音楽で、住職の読経は極上だが、修行中の小僧の下手なお経は「胃もたれ」を引き起こす。そんな独自ルールに満ちた、ちょっと不思議な死後の日常ライフ。

ドタバタのギャグと、心に染みる涙が交互に訪れる、死んでも死なない墓場の群像劇コメディ。

貞子は今日も、墓場で、にぎやかにやってます。
――墓場は今日も、成仏しない。
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