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モブ転生 戦闘適性なしの農民ですが、なぜか勇者パーティーの前衛をやっています

作者:ブヒ太郎
最新エピソード掲載日:2026/10/15
前世の記憶を持つ男――カイル。

彼が転生した先は、勇者でも貴族でもなく、ただの農民だった。

チートもない。
特別なスキルもない。
あるのは、日々の畑仕事で鍛えられた頑丈な身体だけ。

カイルはこのまま、村で畑を耕しながら、のんびり一生を終えるものだと思っていた。

だが、そんな彼に転機が訪れる。

畑の近くで聞こえた悲鳴。
駆けつけた先にいたのは、ブラック・ボアに襲われそうになっている三人の少女たちだった。

彼女たちを助けたことで、カイルの平穏な農民生活は大きく動き出す。

――え? キミたち、勇者なの?
普通、魔法でババーンと敵をやっつけるもんじゃないの?
さっきのはただの猪で、別に強くもなんともないんだけど……。

ついてきて欲しい?
ちょっと、そんな目で見ないでくれ。
断りづらいから!

お人好しなただの農民と、ぽんこつ英雄たちの旅が始まる。

ところが、一緒に旅をしてみれば、ぽんこつだと思っていた彼女たちは、予想より遥かに強かった。

「カイルさんが傍にいるから、私たちは全力で戦えるんですよ」

いざという時、この人は自分たちを見捨てない。
その信頼が、彼女たちに全力で戦う勇気を与えていた。

――いや、キミたち、そんなに強かったの?

けれど、旅を続けるうちに、カイルは知ることになる。

彼女たちは、勇者になりたくてなったわけではない。
本当に望んでいるのは、戦いから離れた、穏やかな「普通の暮らし」。

その願いを叶えるために、命を懸けて戦わなければならないのだという。

……そんな話を聞いて、先に村へ戻る気にはなれなかった。

大剣を振るう戦士・ダグラスとの共闘。
誇り高く、少々意地っ張りな勇者・エリオとの出会い。
困っている人を放っておけない銀髪の勇者・ルシアには、なぜか無理やり旅をさせられている農民だと心配されて――。

そして、仲間を奪った魔物を追う、隻腕隻眼の勇者・モリア。
仇を討った後のことを考えられない彼女もまた、カイルには放っておけなかった。

飯を作って、旅の面倒を見て、時には一緒に死地へ向かう。
帰るつもりだった農民は、今日も誰かを見捨てられずについていく。

――農民だから、なんだってんだ。
あいつらを見捨てて帰れるわけねぇだろ。
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エピソード 1 ~ 100 を表示中
旅立ち編
第20話:勇者、壁を蹴る
2026/07/01 09:37 (改)
第21話:洞窟の主
2026/07/01 16:16
エリオ編
第35話:勇者たちの共闘
2026/07/15 06:30 (改)
第36話:討伐完了
2026/07/17 19:32
第40話:勇者からの勧誘
2026/08/07 19:00 (改)
第42話:巨人種サイクロプス
2026/08/09 10:33 (改)
第49話:第2王都
2026/08/16 07:10
第50話:王都散策
2026/08/17 07:10 (改)
第55話:休暇と過去
2026/08/22 10:46 (改)
モリア編
第87話:決着
2026/09/24 10:47
ルシア&戦士ダグラス編
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