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小学四年生に戻った俺の、あの頃からのやり直し

作者:HATENA 
最新エピソード掲載日:2026/09/10
【100万文字超ストック執筆済み/毎日午前11時更新】
一等四億円を当てた。でも、まだ小学四年生だった。

昨日まで三十六歳だった俺が目を覚ますと、平成十二年の春、小学四年生に戻っていた。

スマホはなく、放課後の約束は口約束。台所には母さんの朝ごはんがあり、ランドセルは思っていたより重かった。

一周目の人生は、別に大きく失敗したわけじゃない。
ただ、友達の誘いを断り、連絡を後回しにしているうちに、誰かと一緒に帰る日も、家族みんなで食卓を囲む日も、いつの間にか終わっていた。

まずは、友達の誘いに「行く」と答えてみる。

その年の秋、始まったばかりのロト6を駅前の宝くじ売り場で見つける。

一周目で、父さんはロト6の三等を当てた。「あと一つで一等だった」と、その回の当選番号を何度も読み上げていた。
俺はその六つを覚えていた。

小遣いの二百円で同じ数字を選び、一等四億円を当ててしまう。

けれど、大金を手にしても、俺はまだ小学四年生だ。
通帳は父さんと母さんが預かり、学校では誰にも言えない。次の日もランドセルを背負って学校へ行き、帰れば宿題が待っている。

その金をどう使うかは、父さんと母さんと一緒に考える。欲しかったものを買い、これから伸びる会社の株にも少しずつ手を伸ばしていく。

未来のことを少し知っていても、友達との距離や部活の勝敗、好きな相手の気持ちまでは分からない。

小学生から中学生、高校生、そしてその先へ。
一周目では通り過ぎた青春と人生を、今度は自分で選びながら生き直していく物語。

※小学生編完結。現在は中学生編を毎日更新中です。

※当面は毎日更新を予定しています。
少しずつ変わっていく恒一たちの日常を、楽しんでいただければ幸いです。
※本作は「カクヨム」にも掲載しています。
第一章 小学四年生に戻った俺
第一話 平成十二年の朝
2026/06/08 14:17
第二話 四年二組
2026/06/08 16:09
第三話 八百円
2026/06/08 16:24
第四話 四百八十円の雑誌
2026/06/08 17:16
第五話 父さんのパソコン
2026/06/08 18:29
第六話 小テストと放課後
2026/06/08 20:36
第七話 夏休み前の教室
2026/06/08 21:36
第八話 夏休みの約束
2026/06/08 22:00
第九話 ロト6
2026/06/08 22:10
第十話 六つの数字
2026/06/08 22:25
第十一話 当選番号
2026/06/10 11:00
第二章 四億円の使い道
第十二話 四億円
2026/06/12 11:10
第十三話 次の日も学校
2026/06/14 11:10
第十四話 四億円の約束
2026/06/16 11:10
第十九話 電話線の向こう
2026/06/26 11:10
第二十話 新聞の株価欄
2026/06/28 11:10
第二十六話 証券会社の紙
2026/07/10 11:10
第三十一話 新しい上履き
2026/07/20 11:10
第三十二話 五年一組
2026/07/22 11:10
第三十三話 二時の公園
2026/07/24 11:10
第四十話 新しい靴
2026/08/02 11:10
第四十六話 最後の白線
2026/08/16 17:46
第四十九話 まだ寝てない
2026/08/16 17:47
第五十話 四人分の土産
2026/08/16 17:47
第三章 未来を知っている中学生
第五十七話 前の席の佐伯
2026/08/09 11:10
第六十四話 履いて決める
2026/08/15 11:10
第六十五話 左手で五回
2026/08/16 11:10
第七十話 二組の月島
2026/08/21 10:10
第七十九話 先輩の列
2026/08/28 11:10
第八十一話 四点差
2026/08/30 11:20
第八十二話 自分の番号
2026/08/31 11:10
第八十六話 五千万円まで
2026/09/03 11:10
第八十七話 六時十五分
2026/09/04 11:10
第九十話 朝に起きること
2026/09/07 11:10
第九十一話 返事を待つ間
2026/09/08 11:10
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