世界最強の自爆魔道士は、今日も報われない ―幸せになると爆発します―
最終エピソード掲載日:2026/10/16
才能なし、友達なし、彼女なし。心の中で「爆ぜろリア充」と唱え続けていた俺は、白猫を助けてトラックに轢かれた。
死後、その白猫——多次元世界を管理する中間管理職の女神さまの計らいで、剣と魔法の異世界に人類最強の肉体で転生。おまけに顔も良くなった。今度こそ幸せになれる。そう思っていた。
だが俺の体には『前世の呪い』が刻まれていた。その名も——モテると爆発する呪い。
恋仲になったら、即爆発。二人きりでいい雰囲気になっても、爆発。祝勝会で人望が高まりすぎても、たぶん爆発。
幸い、最強の肉体のおかげで自爆しても死なない。ならばこの爆発、武器にするしかないだろう。
こうして俺は、困っている女の子を全力で助け、惚れられ、爆発して敵ごと吹き飛ばす『自爆魔道士』として旅をすることになった。目指すは呪いの解除。いつか、爆発せずに幸せになるために。
——なお、旅の連れの女神(猫形態)は、俺の充実度ゲージを眺めてニヤニヤしている。
死後、その白猫——多次元世界を管理する中間管理職の女神さまの計らいで、剣と魔法の異世界に人類最強の肉体で転生。おまけに顔も良くなった。今度こそ幸せになれる。そう思っていた。
だが俺の体には『前世の呪い』が刻まれていた。その名も——モテると爆発する呪い。
恋仲になったら、即爆発。二人きりでいい雰囲気になっても、爆発。祝勝会で人望が高まりすぎても、たぶん爆発。
幸い、最強の肉体のおかげで自爆しても死なない。ならばこの爆発、武器にするしかないだろう。
こうして俺は、困っている女の子を全力で助け、惚れられ、爆発して敵ごと吹き飛ばす『自爆魔道士』として旅をすることになった。目指すは呪いの解除。いつか、爆発せずに幸せになるために。
——なお、旅の連れの女神(猫形態)は、俺の充実度ゲージを眺めてニヤニヤしている。
ep001「爆ぜろとは言ったが、俺がとは言ってない」
2026/07/31 07:03
ep002「充実度98%。おい、いま誰だ、俺に優しくした奴」
2026/08/01 13:08
ep003「頼むから、礼を言わないでくれ。俺が爆ぜる」
2026/08/02 20:28
ep004「命の恩人の俺より、呪いの方がモテている」
2026/08/03 08:02
ep005「黒歴史を語ったら、呪いが下がった」
2026/08/04 07:03
ep006「俺の呪いが、初めて役に立った」
2026/08/05 07:06
ep007「俺を拝むな、爆発する」
2026/08/06 07:21
ep008「花嫁の呪いが解けたら、俺が爆発した」
2026/08/07 10:19
ep009「祝われるほど、犯人が消し飛ぶ」
2026/08/08 18:01
ep010「次の町でも、助けた娘に惚れられて爆ぜた」
2026/08/09 21:54
ep011「人助けは、悪党の営業妨害だったらしい」
2026/08/10 21:33
ep012「悪党の切り札は、自分の墓穴を掘る道具だったらしい」
2026/08/11 10:20
ep013「守り賃なら、利子をつけて爆発で返す」
2026/08/12 07:04
ep014「事件も悪党もないのに、充実度だけが上がっていく」
2026/08/13 07:03
ep015「旅をしていただけなのに、町に着く前に爆ぜました」
2026/08/14 07:05
ep016「呪具屋の荷を検めたら、九割は乾物だったらしい」
2026/08/15 06:05
ep017「焼かれるはずの本物に、もう値札がついていたらしい」
2026/08/16 11:10
ep018「爆発厳禁の張り込みなのに、充実度98%」
2026/08/17 07:06
ep019「『規則ですので』の男を、規則ごと吹き飛ばした」
2026/08/18 07:06
ep020「奪い返した手記に、俺へ呪いをかけた奴がいなかった」
2026/08/19 07:01
ep021「悪党を一人殴っただけで、町いちばんの希望にされて爆ぜた」
2026/08/20 07:03
ep022「初めて、俺の自爆が役に立たなかった」
2026/08/21 07:25
ep023「呪われた坑の底に、領主の隠したい鉱脈が埋まっていたらしい」
2026/08/22 08:30
ep024「助けたい坑は開けられないのに、娘に惚れられて爆ぜた」
2026/08/23 09:30
ep025「掘り出す銭が惜しいと言うから、タダで爆発してやった」
2026/08/24 07:04
ep026「自分の呪いを掘ってみたら、容疑者は荷馬車に二人だった」
2026/08/25 07:03
ep027「娘を助けたら町ぐるみで避けられて、爆発せずに済んだらしい」
2026/08/26 07:05
ep028「厄を全部くださいと言ったら、呪詛師に丁寧に断られた」
2026/08/27 07:04
ep029「町の火事を爆発で消し止めたら、犯人はあの娘にされた」
2026/08/28 07:07
ep030「町ぜんぶの厄を引き受けると言った俺、火祭りで、そっくり町に返してやった」
2026/08/29 09:31
ep031「川止めで一日足止めされた俺、雨宿りしていただけなのに、なぜか充実度が上がった」
2026/08/30 08:20
ep032「本を返しに恩人の町へ戻ったら、俺の爆心地が名所になっていた」
2026/08/30 12:00
ep033「蔵の見張りに立った俺、見物人を倍にして本を黴びさせた」
2026/08/30 13:00
ep034「敵を殴る理由を探しに行ったら、俺ごと買われそうになった」
2026/08/30 14:00
ep035「幸せを捨てに行った俺、この町に捨て場所がなくて爆ぜた」
2026/08/30 15:00
ep036「本を返したら、蔵のいちばんいい席をもらって爆ぜた」
2026/08/30 16:00
ep037「顔のない敵を探す旅の初日、宿で昔話を聞いただけなのに、また充実度が上がった」
2026/08/30 17:00
ep038「俺の名前で英雄をやってる奴がいたので名乗り出たら、偽物扱いされたのは俺だった」
2026/08/30 18:00
ep039「魔物を殴り倒した手柄を偽者に持っていかれた俺、そいつにだけ本物だと信じてもらえた」
2026/08/30 19:00
ep040「俺の名前で集めた金で直るはずの屋根を、なぜか俺が自腹で直している」
2026/08/30 20:00
ep041「魔物を音もなく倒したら、名前を訊かれて爆ぜた」
2026/08/30 21:00
ep042「偽者に『本物だ』と紹介された俺、町の真ん中で幸せになって、そいつごと消し飛ばした」
2026/08/30 22:00
ep043「充実度の下げ方を二十通り試したのに、今日は一つも効かなかった」
2026/08/30 23:00
ep044「人助けのつもりで荷を上げて、生まれて初めて謝った」
2026/08/31 00:00
ep045「綱を放す仕事を代わってやる、と言った。代われる仕事じゃなかった」
2026/08/31 01:00
ep046「俺のために頭を下げた男がいたので、崖の下まで走って爆ぜた」
2026/08/31 02:00
ep047「来るなと言われた日に行き、頭を下げてから爆ぜた」
2026/08/31 03:00
ep048「行き先も決めずに歩きながら、追い越していった旅人に手を振った」
2026/08/31 04:00
ep049「勝手に充実度が下がる町に着いたが、俺は一つだけ訊いてしまった」
2026/08/31 05:00
ep050「どこから来たのか答えられないまま、町なかで爆ぜた」
2026/08/31 06:00
ep051「返してくれと言われて返さず、これは俺のだと嘘をついた」
2026/08/31 07:00
ep052「掛かっているものしか持っていかない男に、掛かっていない俺のほうから飛び込んだ」
2026/08/31 08:00
ep053「糸の切れた振り子を直してやろうとしたら、直さない理由のほうを聞かされた」
2026/08/31 09:00
ep054「自分の爆発の跡を捨てようとしたのに、初めて来た町でおかえりと言われた」
2026/08/31 10:00
ep055「町の全員に迎えられて爆ぜると、吹き飛ばした物まで返ってきた」
2026/08/31 11:00
ep056「見てたと言っても通らなかったから、前世でいちばん惨めな話をした」
2026/08/31 12:00
ep057「助けようとして爆ぜた俺、あの子の物を、いちばん親切な男の手に返してやった」
2026/08/31 13:00
ep058「あの子が言えなかった一言を言わせるために、俺は町ぜんぶの物を吹き飛ばした」
2026/08/31 14:00
ep059「もらっとくと言った物を朝いちばんに持っていかれた俺、行き先まで決めてもらった」
2026/08/31 15:00
ep060「敵のいない町で走って爆ぜた帰り、その呪い、置いていけますよと言われた」
2026/08/31 16:00
ep061「頼まれて呪いを見に行けば、引き受ける男は俺の呪いだけ欲しがらなかった」
2026/08/31 17:00
ep062「見てもいない物を『あった』と言っただけで、呪いをしまう男は俺のも預かると言った」
2026/08/31 18:00
ep063「棚の音のことを訊いたら、呪いをしまう男は俺のぶんも空いていると言った」
2026/08/31 19:00
ep064「棚から人をひとり担ぎ出しても、俺のぶんの場所は空いたままだった」
2026/09/19 11:09
ep065「猫にはぐらかされたので、もう一度だけ訊いた。今度は、はぐらかしてもくれなかった」
2026/09/20 22:49
ep066「猫の用件をひととおり聞いてやったのに、行き先だけは俺に決めさせてもらえなかった」
2026/09/22 10:35
ep067「俺の呪いは向こうの手続きの抜けから出ていたらしいと聞いて、うっかり前世の話までしてしまった」
2026/09/23 20:37
ep068「最初の町へ戻った俺、町の全員に名前のほうで呼ばれたので爆ぜました」
2026/09/24 22:17
ep069「自分の呪いの犯人を思い出したが、自首できる先がどこにもなかった」
2026/09/25 23:37
ep070「神の上役に謝りだしたうちの課長を庇ったら、その綴りが一枚残らず飛んでいった」
2026/09/26 16:29
ep071「呪いの解き方をやっと聞けたから、俺は自分の番のことを初めて口に出した」
2026/10/06 22:37
ep072「呪いを取り消すために生まれて初めて他人を祝ったのに、礼を言われてこっちが先に爆ぜた」
2026/10/07 21:03
ep073「二度目は文句を覚えてから行き、何の祝いかを訊きそびれたまま話し込んで爆ぜた」
2026/10/08 22:33
ep074「三度目は先に訊いてから言い切って、誰の言葉かを黙って見送って爆ぜた」
2026/10/10 23:12
ep075「解けばこの体も無くなると聞くと、俺は素足で灰を踏んで待った」
2026/10/11 14:51
ep076「読める人間は俺だけだと言われたので、動いている荷馬車から一人で降りて爆ぜた」
2026/10/12 11:26
ep077「町の誰にも呼ばれなかった俺、席に座る前に外で爆ぜてきた」
2026/10/13 21:14
ep078「呪いのやり方をこっちから聞いたが、うらやましがる相手を間違えていた」
2026/10/14 22:26
ep079「欲しかったものを持っている奴に、おめでとうと言ったら、俺のほうが消し飛んだ」
2026/10/15 22:41
ep080「充実度100%。おい、いつまで経っても爆発しないんだが」
2026/10/16 07:04