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『うつけと呼ばれた俺は、天下を壊したかったわけではない ――織田信長、乱世を組み直す』魔王ではない。 革命児でもない。 ただ、乱れた世を放っておけなかった。

作者:常陸之介寛浩✪書籍・本能寺から始める信長との天下統一
最新エピソード掲載日:2026/05/10
うつけと呼ばれた少年は、誰よりも現実を見ていた。
尾張の小さな家督争いから、やがて京を揺るがす“天下”へ。
これは、織田信長が魔王になる前の、ひどく人間くさい戦国記。

あらすじ

俺は、うつけと呼ばれている。

派手な格好で町を歩き、家臣の前で奇妙な振る舞いをし、寺の葬儀では父の位牌に抹香を投げつけた男。
そう言われれば、たしかに俺はうつけなのだろう。

だが、俺には見えていた。

尾張の武士たちが、家の面子にしがみついていること。
寺社や商人や土豪が、古い権利の中で互いに足を引っ張っていること。
強い者が弱い者を従え、弱い者がさらに弱い者から奪い、誰もこの世の仕組みそのものを疑わぬこと。

父・織田信秀の死後、織田家は割れた。
弟・信勝を推す者たち。
俺を危うい若造と見る重臣たち。
尾張の外には、今川、斎藤、松平。
誰もが俺の首を狙い、誰もが俺の失敗を待っていた。

けれど俺は、最初から天下を欲したわけではない。

欲しかったのは、まず尾張を生かす道だった。
人が動き、物が動き、兵が食い、町が息をする道だった。
古い秩序をただ壊すのではない。
壊れかけた世を、もう一度組み直す。

そのためなら、俺はうつけでいい。
笑われてもいい。
憎まれてもいい。

やがて俺は知ることになる。
尾張の外には、さらに大きな乱れがある。
京には将軍があり、朝廷があり、名ばかりの権威と、名ばかりではない力がある。
そして“天下”とは、ただ領地を広げることではない。

これは、魔王と呼ばれる前の織田信長が、乱世の仕組みを見抜き、組み直そうとした物語である。
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