ぼろぼろの負け戦をなんとかしてまあまあの負け戦にする方法
最新エピソード掲載日:2026/03/22
学者になるはずだった。
けれど自分のプライドほどは、才能がなかった。
中央の研究塔に落ち、地方塔でも伸びきれず、気づけば大国の王弟が雇う傭兵団で兵站実務をする羽目になっていた。
主人公レオン・カルディアスの取り柄は、帳簿、観察、計算、そして少しだけ使える微弱魔法。
水は半日かけて桶一杯。火は松明にも届かない。剣も弱い。
どう見ても戦場向きではない。
それでも、水の異常を見抜き、食糧の傷みを抑え、荷駄の崩れを防ぎ、配給の乱れを止める。
派手な武功は立てられなくても、軍が生き延びるには、そういう地味な仕事がいる。
しかし遠征は、王弟の野心とともに破滅へ向かっていた。
裏切り、補給難、内紛、山越え、敗走。
「勝てるか」ではなく、「どれだけ死なずに済むか」を考えなければならない戦場で、落ちこぼれの学者崩れは現実の中に放り込まれる。
これは、ぼろぼろの負け戦を、なんとか手痛い負け戦程度にするための、生存と撤退の歴史・戦記ファンタジー。
けれど自分のプライドほどは、才能がなかった。
中央の研究塔に落ち、地方塔でも伸びきれず、気づけば大国の王弟が雇う傭兵団で兵站実務をする羽目になっていた。
主人公レオン・カルディアスの取り柄は、帳簿、観察、計算、そして少しだけ使える微弱魔法。
水は半日かけて桶一杯。火は松明にも届かない。剣も弱い。
どう見ても戦場向きではない。
それでも、水の異常を見抜き、食糧の傷みを抑え、荷駄の崩れを防ぎ、配給の乱れを止める。
派手な武功は立てられなくても、軍が生き延びるには、そういう地味な仕事がいる。
しかし遠征は、王弟の野心とともに破滅へ向かっていた。
裏切り、補給難、内紛、山越え、敗走。
「勝てるか」ではなく、「どれだけ死なずに済むか」を考えなければならない戦場で、落ちこぼれの学者崩れは現実の中に放り込まれる。
これは、ぼろぼろの負け戦を、なんとか手痛い負け戦程度にするための、生存と撤退の歴史・戦記ファンタジー。
BOOK Ⅰ:帳簿役、遠征軍に入る
第0話 明日、王が死ぬかもしれない夜(改稿)
2026/03/14 00:10
(改)
第1話 落第ではない、ただ不要だっただけだ
2026/03/15 00:10
第2話 半日かけて桶一杯
2026/03/16 00:10
第3話 推薦状は情けで一通
2026/03/17 00:10
第4話 坊ちゃん、荷車の横へどうぞ
2026/03/18 00:10
第5話 食う量も数えられない連中
2026/03/19 00:10
第6話 水の味が違う
2026/03/20 00:10
(改)
第7話 役には立つ、腹は立つ
2026/03/20 23:10
第8話 討伐遠征にしては多すぎる
2026/03/21 00:10
第9話 兵は嘘をつくが、荷駄は嘘をつかない
2026/03/22 00:10