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揺らぐ世界の渡り方 ~「見えすぎる」公務員兄妹は世界の真実に目をつむる~

作者:春科シオン
最新エピソード掲載日:2026/10/24
【冒険?いえ出張です。異能を抱えた兄妹はあくまでも組織人であり続けたい】世渡り上手で「美人」な兄×フィジカル器用で「酒カス」な妹×妙に達観した「異邦人」少女 謎の遺跡による異常現象の沈静化が三人の任務。解決方法を探り各地を(経費で)巡る、異世界公務員ファンタジー

***

魚が宙を泳ぎ水晶が地を流れ、揺らぎのエネルギーが満ちる世界。
人々は「祭壇」で祈ることでその恩恵にあずかり暮らしてきた。
各地の暮らしを確かめ揺らぎの流れを調整するために、行政府は各地へ「調揺士」を派遣している。
暮らしを裏から支える、重要でありつつも地味な役目——のはずだったが。

「え案内するの? コレを? 本当に? そもそもなんで下っ端のウチらが?」
ある日、若手調揺士シャラに異例の任務が下された。いわく、異常動作をしている未知の遺跡祭壇へ「極秘の客人」を案内せよ、との旨。

しかし待ち合わせ場所に現れたのは、年端も行かない少女だった。
地域住民の暮らしがかかってるんだけど……間違いだったら誰が責任とるの?

愛想・口・酒癖が三拍子で悪い相棒シュロと共に、半信半疑でエスコートを開始。
しかしナヴェットと名乗る少女の思わぬ博識さ・観察力の高さの前に、二人が隠していた異能を早々に見抜かれる。

「私たちは、ナヴェット様が隠したいことも見てしまうかもしれません。恐ろしいと仰っても大丈夫ですよ。私たちは慣れております」
「慣れておられるはずありません! それに……」
何かを密かに決意したような、不敵な表情で少女は微笑んで見せた。
「私は、とても隠しごとが上手いのですよ」

互いの隠しごとを許容したまま道を進み、土地の人々と関わり、徐々に理解を深めていく。
やがて遺跡の深層にたどりつき——
いやこれは、一介の職員が知って良いようなものではないのでは?

大切なのは建前と辻褄。
報告書と領収書で己を守れ。

これは、あくまでも組織人であり続けたいワケあり兄妹による、ある「出張」の記録。

※約30万文字で完結までの原稿が完成しております
※毎日18:10に更新。 最後まで止まらず安定更新でお届けします
※本作品は『小説家になろう』『カクヨム』の両方に掲載しています
第一章 少女は案内人と出会いその素顔を見る
第二章 少女は道を進み世界を知る
交わる糸:07 茜
2026/08/24 18:10
第三章 案内人は山へ潜り未知を垣間見る
第四章 少女は協力者を求め庭園に座る
帰る途:01 復号
2026/09/26 18:10
帰る途:02 爆発
2026/09/27 18:10
踊る茶会:01 椿
2026/10/07 18:10
閑話
大樹の叙事詩
2026/10/15 18:10
第五章 案内人は虚構を御し道をつなぐ
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