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モルック男子・笹崎凛太郎の3年間

作者:南蛇井
高校入学初日、笹崎凛太郎はなぜか「モルック部」に勝手に入部届を出されていた。断る間もなく流されるように入部した凛太郎は、当初「投げるだけの地味な遊び」とモルックを軽く見ていた。

だが、真剣に汗を流す部員たち、なかなか当たらないスティック、文化祭での部の発信、そして悔しい初試合を通して、凛太郎は徐々にモルックに、そして仲間に心を惹かれていく。

1年目の冬、「上手くなりたい」という初めての目標が芽生え、引退していく先輩たちの背中を見送りながら、次第に彼自身が「チームを引っ張る存在」へと変化していく。

2年目には後輩も入り、主将代理としてチームをまとめる難しさを痛感する。勝利よりも大切な「伝えること」「信じること」に直面し、ぶつかりながらも本物の信頼を築いていく。

そして3年目――。
最後の大会、文化祭、そして別れの季節。
モルックという競技が、自分の居場所であり、人生そのものだったと気づいた凛太郎は、仲間たちと共に笑い、悔しがり、未来を託し、卒業していく。

3年間のすべてが詰まったスティックを後輩へと手渡すその瞬間、凛太郎は胸を張って思う。

「僕の3年間は、ここにあった」
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