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深淵の怠惰

作者:霧島 夕
最新エピソード掲載日:2026/10/21
『深淵の怠惰』第1巻 あらすじ
「頼むから僕を起こさないでくれ。世界が滅びるぞ」
――本人はただ二度寝したいだけ。なのに世界中が勝手に平伏していく、痛快・勘違い最強ファンタジー!
帝国屈指の名門、ヴァルハイト公爵家の嫡男・ソラ。
幼少期に叩き込まれた地獄の英才教育により、彼の身体には超一流の武芸と神技の領域にある極小精密魔力制御が完全に染み付いていた。
しかし、本人の魔力量は世界最弱のスプーン一杯分。そして何より――「生きているだけで疲れる」「部屋で永遠に寝ていたい」という究極の怠惰・省エネ主義者だった。
平穏なニート生活を勝ち取るため、あえて不合格を狙って挑んだ帝国騎士団の選抜試験。
大剣を構える歴戦の試験官を前に、ソラは「あーだるい」と半歩重心を引いて欠伸を噛み殺し、邪魔な相手の手首を木剣で軽くつついただけ。
……だったはずが。
「相手の初動、筋収縮、剣筋のすべてを事前に読み切っていた……!?」
「全身の神経結節を極小魔力の針で一撃粉砕しただと!? 魔力測定器が反応しなかったのはゼロだからではない、あまりに深淵すぎて観測不能だったからだ……!」
相手の動きを完全予知した「神話の怪物」と誤解されたソラは、なぜか帝国の荒くれ者が集う三大ギルド『銀翼の天秤』の最年少ギルドマスターへと祭り上げられてしまう。
「全部お前たちでやれ。僕は部屋で寝ていたいだけだ」
(面倒ごとは全部自分たちで勝手に処理しろ)
ソラが責任放棄のために吐き捨てた言葉すら、
「地位も名誉も眼中にない……! 『自分が出張るまでもなく、組織運営は下間に任せる』という絶対強者の恫喝か……!」
と副マスター・バルガスや冷徹な筆頭監査官・エレノアを狂信者へと変貌させていく。
さらに、五百人の武装盗賊が立てこもる難攻不落の要塞事件では、「寒いから行きたくない」という理由だけで、新米二十人に酒盛りを命じ、山頂に不発煙筒を置くだけの適当采配を指示。
しかしそれが、渓谷の地形と突風の気圧差を利用した「完全無血の催眠包囲網」という神の謀略へと奇跡的に噛み合ってしまい――!?
本人は一秒でも長く眠りたいだけなのに、最小手数のサボり行動がすべて盤面の最適解になってしまう。
勘違いに勘違いが重なり、やがて他国や帝室すらも彼を「触れてはならない生ける天災」として崇拝し始める、怒涛の英雄譚が開幕!
白銀の置物
2026/10/21 09:20
第二章:神域の破壊者
2026/10/21 10:05 (改)
四:天空両断
2026/10/21 11:26
エピローグ:深淵の微睡み
2026/10/21 11:31 (改)
第五巻『深淵の怠惰』
2026/10/21 15:27 (改)
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