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報復の航路

報復の航路【第二作 ルー・ブレス】9・10巻「完結編」

作者:セキユズル
最終エピソード掲載日:2026/10/01
二月十八日の死闘の末、ルキフェルは大怪我を負いながらも、マクシミリアン・ブーケ——その正体であるアントワーヌ・ルノアールの復讐計画を阻止した。

フランス海軍の保護下で傷を癒すこととなった彼は、実父であり海軍大元帥エリオット・レオパードと、失われた親子の時間を少しずつ取り戻していく。だが同時に、生き残ったレオパード家の血筋をめぐる問題は海軍の内部に留まらず、王宮にまで波紋を広げていった。

さらに待ち受けるのは、アントワーヌと旧マクシミリアン・ブーケ隊の隊員たちを裁く法廷。
復讐によって奪われ、復讐によって生き延びてきたルキフェル自身もまた、彼らの罪と向き合うことを余儀なくされる。

誰を裁くのか。誰を赦すのか。
自らに流れるレオパード家の血をどう受け止めるのか。

裁判の日を境に、それぞれの道を選び始める仲間たち。別れを経たルキフェルの前には、なおも終わっていなかった因縁と、長くフランスの裏側に潜んでいたダラス家の影が再び現れる。
レオパード一家惨殺、夢蛇密輸、海賊戦争など、これまで別々に見えていた出来事は、やがて一つの線へと繋がっていく。

王宮にまで及ぶ陰謀を追う中、ルキフェルは何度も問われる。
復讐を終えた自分は、これから何のために生きるのか。
守るとは戦い続けることなのか。
自由とは、どこかへ逃げることなのか。

すべての因果に決着をつけた時、ルキフェルはひとつの選択をする。
復讐も血筋も、誰かに与えられた役割も背負わず、自分が生きたいと思える未来へ進むために。

二十年間、失った記憶と名前、家族、復讐に翻弄され続けた男が、初めて自分自身の意思で未来を選ぶ。

復讐する者から、復讐を断ち切る者へ。

「報復の航路 ―ルー・ブレス(Loup blessé)―」完結編。
全ての因果の、その先へ。
☆第9巻【はじめに】
注意書き
2026/09/13 21:00
第一章「——約束だよ」
第一章④ Montage
2026/09/13 21:00
第二章「時々、ふと考えることがあるんだ」
第三章「……うわぁ、あいつかよ」
第四章「——君が生きてる限り、おれの心は自由だ」
第四章① 法廷
2026/09/16 21:00
第五章「決めるのは、いつだって今だ」
第五章④ ヤン
2026/09/17 21:00
第六章「知らん! 真相は闇の中だ!!」
第六章② 法廷
2026/09/18 21:00
第七章「では、悪巧みを始めましょうか」
第八章「生きよう。……オレたちが必ず救ける。今度こそダラス家をぶっ飛ばそう」
第八章① Montage
2026/09/19 21:00
第九章「期待しとけ。……俺はまだ死に方を決めてない」
第十章「——だから言ったでしょう? これは極めて簡単な作戦だと」
第十章③ Montage
2026/09/21 21:00
☆第10巻【はじめに】
第一章「生きてるな、オレら」
第二章「よろしければ、お相手になってくれますか」
第三章「なんだぁ、そのインガオーホーって」
第四章「絶対逃さねえから……覚悟しとけ」
第四章② パリ
2026/09/25 21:00
第五章「御安心を。場合によっては、愉快なものになりましょう」
第六章「世界は、あなたが生まれてくるのを待っていた」
第七章「……決まった」
第八章「——その航路を、ただひたすらに進むのです」
第九章「東へ進むぞ」
最終章「……なんだ。ここにあった」
エピローグ 語られない物語の先
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