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神様、それはスキル付与ではなく権限昇格です

作者:J-AI
最終エピソード掲載日:2026/10/15
現代日本から異世界へ召喚された青年・レン。

勇者として授かったのは、《鑑定》《収納》《干渉》――そして、なぜか説明のない謎のスキル《世界線観測》。

「まあ、異世界召喚ならこういうチートもあるか」

最初はそう思っていた。

敵の攻撃は妙に外れる。
欲しいものは都合よく見つかる。
絶体絶命でも、なぜか“うまくいく可能性”が見える。

どうやらレンの力は、ただ運がいいだけではないらしい。

そんな旅の途中、仲間の神官リナが命を落とす。

受け入れられなかったレンは、《世界線観測》の先に見えた――

「彼女が死ななかった世界」

へ手を伸ばしてしまう。

そして目を覚ましたとき、隣には生きているリナがいた。

奇跡は成功した。

……はずだった。

「レン? どうしたの?」

「いや……」

彼女の顔は分かる。
名前も分かる。
大切な仲間だったことも分かる。

なのに。

どうして彼女を救いたかったのか、その記憶だけが抜け落ちていた。

誰かを救えば、何かを忘れる。

より良い未来を選ぶほど、自分自身が少しずつ欠けていく。

しかも、勇者の力だと思っていた《世界線観測》には、どうも“正規のスキル”ではない気配があって――。

異世界チートだと思っていたら、どうやら世界そのものの仕様に触れてしまっていたらしい。

これは、世界を救うほど自分を失っていく勇者の物語。
第1章 落下先は召喚陣
2026/08/26 10:00 (改)
第2章 勇者権限
2026/08/26 18:00
第4章 確率の火球
2026/08/27 18:00
第6章 鑑定不能
2026/08/28 18:00
第9章 静定騎士
2026/08/30 10:00
第13章 北へ
2026/09/01 10:00 (改)
第14章 旅の癖
2026/09/01 18:00
第20章 最初の死
2026/09/04 18:00
第26章 記憶の棚卸し
2026/09/07 10:00 (改)
第28章 救える街
2026/09/08 10:00
第30章 母の声
2026/09/09 10:00
第31章 証拠の人
2026/09/09 18:00
第33章 全員生存
2026/09/10 18:00
第34章 歌の続き
2026/09/11 10:00
第36章 安い代償
2026/09/12 10:00
第38章 捨てた声
2026/09/13 10:00
第50章 俺の履歴
2026/09/19 10:00
54章 異端指定
2026/09/21 10:00
第57章 残りもの
2026/09/22 18:00
第76章 量子墓地
2026/10/02 10:00
第78章 一つの傷
2026/10/03 10:00
第92章 0.0031
2026/10/11 10:00
第95話 統合案
2026/10/12 18:00
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