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国を立たせる介護士 ~52歳で異世界召喚された外れ職《生活支援士》、寝たきりの老将から滅びかけた王国まで再建する~

作者:狼賀亮一郎
最新エピソード掲載日:2026/10/31
治癒魔法で傷は治った。それでも、老将は立てなかった。

高瀬修司、52歳。
二十年近く続けたデザインの仕事をリストラされ、40歳から介護士として人生をやり直した男は、夜勤中に異世界へ召喚される。

授かった職は《生活支援士》。
戦闘能力も魔力も低い外れ職と見なされ、送られた辺境で出会ったのは、二年間寝たきりの老将だった。

「この人は治らなかったんじゃない。治ったあと、誰も起こし方を知らなかったんです」

治癒師や家族と手を組み、食事、姿勢、日々の動作を一つずつ整えていく修司。
その経験を増幅する《生活支援士》の技能は、一人の身体を支える力から、仲間たちの動きをかみ合わせる力へと育っていく。

元デザイナーの図解が、混乱した騎士団を動かす。
長年の合気道が、目の前の命を狙う凶刃をいなす。
そして、外れ職と呼ばれた支援が、魔物に襲われる辺境を救う切り札になる。

もう役に立たないと思っていた経験が、誰かをもう一度立たせていく。

これは52歳の男が、これまでの人生すべてを武器に、人を、家族を、領地を、やがて滅びかけた王国を立て直していく物語。
第一部 グランフェル辺境領再建編
第二部 白き王都と傷なき聖女編
第三部 偽りの手引きと紙の戦争編
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