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400年後、迎えに来た龍王を私は覚えていない 〜男装騎士団長は記憶喪失の龍の巫女でした〜

最新エピソード掲載日:2026/10/31
「平和になったら、迎えに行く」

王都が陥落した夜、幼い少女にそう約束した白髪の少年がいた。

――それから、四百年。

リミナ王国最強と謳われる若き騎士団長、アラン。

その正体は、六歳より前の記憶を失い、男装して戦場に立つ少女エリスだった。

彼女には、もう一つの顔がある。

それは、病弱で人々に守られる「龍の巫女・エリス」。

婚約者である第一王子にすら秘密を隠し、二つの人生を生きていた。

そんなある日、圧倒的な武力を誇る帝国の皇帝――龍王アレスが王国へ侵攻する。

国を守るため、騎士団長として戦場に立ったエリス。

しかし、龍王との激戦の末、彼女の兜が砕け、その素顔が露わになった瞬間――。

「……やっと見つけた」

アレスの瑠璃色の瞳が、激しく揺れた。

彼女は知らない。

目の前の敵国の皇帝こそ、四百年前に自分と約束を交わした少年だということを。

そして、彼が四百年もの間、ただ一人の少女を求め続けていたことも。

死を偽装され、敵国へと連れ去られたエリス。

敵であるはずの龍王は、なぜか彼女を傷つけようとはしない。

それどころか、甘く、執拗に、まるで長年失っていた宝物を取り戻したかのように彼女を求めてくる。

初対面のはずなのに、彼の気配に触れるたび、失われた記憶の奥で何かが疼く。

「今度こそ、二度と離さない」

四百年越しの再会は、王国と帝国、そして龍たちの運命をも動かしていく。

これは――忘れた少女と、忘れられなかった男の物語。
本編
プロローグ
2026/04/02 21:00 (改)
第一話 二つの名を持つ者
2026/04/02 21:00 (改)
第二話 番の紋章
2026/04/02 21:00 (改)
第三話 龍王の執念
2026/04/02 21:00 (改)
番外編
本編
第二十三話 蹂躙の幕開け
2026/06/06 21:00 (改)
番外編
本編
第二十九話 不浄の痕
2026/07/01 21:00 (改)
第三十四話 偽りの温度
2026/07/18 21:00 (改)
第四十四話 ご褒美
2026/08/22 21:00 (改)
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