転生軍医、織田信勝 ―本能寺を消す処方箋―
最終エピソード掲載日:2026/07/27
六十三歳、大学病院の臨床教授。四十年間メスを握り続けた外科医・葛城宗一郎は、定年退職を目前にして心筋梗塞で倒れた。
最期に考えていたのは、患者のことでも家族のことでもなく――「本能寺の変さえなければ、この国は変わっていたのに」という、酔うたびに語っていた与太話だった。
目が覚めると、そこは戦国の尾張。しかも転生先は織田信勝。信長の実弟にして、史実では兄に討たれる男である。
天下人の器を持たぬ俺に、槍は振れない。だが俺には四十年分のカルテがある。
生水を煮ろ。傷は焼くな、括れ。白飯ばかり食わせるな。――地味な処方箋が、やがて織田軍団を戦国最強の「死なない軍隊」へと変えていく。
目指すは天下ではない。天正十年六月二日、あの夜を消すこと。
これは、天下人の主治医となった転生外科医が、二十六年かけて、たった一つの謀反を予防する物語である。
※本作品は「小説家になろう」「カクヨム」「アルファポリス」に掲載予定です。
※無断転載ではなく、作者本人による投稿です。
最期に考えていたのは、患者のことでも家族のことでもなく――「本能寺の変さえなければ、この国は変わっていたのに」という、酔うたびに語っていた与太話だった。
目が覚めると、そこは戦国の尾張。しかも転生先は織田信勝。信長の実弟にして、史実では兄に討たれる男である。
天下人の器を持たぬ俺に、槍は振れない。だが俺には四十年分のカルテがある。
生水を煮ろ。傷は焼くな、括れ。白飯ばかり食わせるな。――地味な処方箋が、やがて織田軍団を戦国最強の「死なない軍隊」へと変えていく。
目指すは天下ではない。天正十年六月二日、あの夜を消すこと。
これは、天下人の主治医となった転生外科医が、二十六年かけて、たった一つの謀反を予防する物語である。
※本作品は「小説家になろう」「カクヨム」「アルファポリス」に掲載予定です。
※無断転載ではなく、作者本人による投稿です。
第一章 尾張診療録(第1話〜第12話)
第一話 六十三歳、心筋梗塞にて死す
2026/07/26 00:00
第二話 甘い塩湯
2026/07/26 02:00
第三話 大うつけの脈を取る
2026/07/26 04:00
第四話 焼き鏝を捨てよ
2026/07/26 05:00
(改)
第五話 柴田権六の渇き
2026/07/26 06:00
第六話 白い飯が兵を殺す
2026/07/26 08:00
第七話 絵図という刃
2026/07/26 10:00
第八話 誰から先に診るか
2026/07/26 10:39
第九話 母上の右手
2026/07/26 10:40
第十話 受け取ったのなら、次へ渡せ
2026/07/26 10:40
第十一話 手当ての唄
2026/07/26 10:40
第十二話 人間五十年では足りぬ
2026/07/26 10:41
第二章 桶狭間の輿(第13話〜第24話)
第十三話 雨は敵であった
2026/07/26 13:57
第十四話 手当書
2026/07/26 13:57
第十五話 医は誰のものでもない
2026/07/26 13:57
第三章 美濃の労咳(第25話〜第38話)
第十六話 六本目の指
2026/07/26 13:58
第十七話 道具は壊れぬ
2026/07/26 13:58
第十八話 赤子の足に旗は生えぬ
2026/07/26 13:58
第十九話 先に答えを持つな
2026/07/26 13:58
第四章 南蛮の鏡(第20〜22話)
第二十話 治せぬときに
2026/07/26 14:05
第二十一話 量を書かなかった
2026/07/26 14:05
第二十二話 産屋の外
2026/07/26 14:05
第五章 元亀の膿瘍(第23〜27話)
第二十三話 なきことこそ危うし
2026/07/26 18:58
第二十四話 膿は出さねば治らぬ
2026/07/26 18:58
第二十五話 一番静かな者
2026/07/26 18:58
第二十六話 返ってきた書
2026/07/26 18:59
第二十七話 一番静かな五つ
2026/07/26 18:59
第六章 長篠、死なない軍隊(第28〜32話)
第二十八話 穴は小さく、中はひどい
2026/07/26 18:59
第二十九話 一番よく効く矢
2026/07/26 18:59
第三十話 逃げ場が一つ減った
2026/07/26 19:00
第三十一話 死ぬ者にしかできぬこと
2026/07/26 19:00
第三十二話 働けなくなる日
2026/07/26 19:00
第七章 光秀、初診(第33〜36話)
第三十三話 歯は正直
2026/07/26 19:00
第三十四話 見えぬと認めること
2026/07/26 19:00
第三十五話 貝を殺せばいい
2026/07/26 19:01
第三十六話 決めるのをやめた
2026/07/26 19:01
第八章 天正十年六月二日(第37〜40話)
第三十七話 是非も無し
2026/07/27 06:18
(改)
第三十八話 筆の軸
2026/07/27 06:19
(改)
第三十九話 胃が痛いと言うて死ぬ
2026/07/27 06:19
(改)
第四十話 残ったもので生きる
2026/07/27 06:19
(改)
第九章 渡した先で(第41〜46話)
第四十一話 木を焼く
2026/07/27 06:19
(改)
第四十二話 面倒な仕事
2026/07/27 06:20
(改)
第四十三話 直すときに覚える
2026/07/27 06:20
(改)
第四十四話 書いた字は音がせぬ
2026/07/27 06:20
(改)
第四十五話 旗印を持たぬ者
2026/07/27 06:20
(改)
第四十六話 声に出して
2026/07/27 06:21
(改)
終章 蒔いた種(第47〜50話)
第四十七話 誰に、いつ、どれだけ
2026/07/27 06:21
(改)
第四十八話 太吉丸
2026/07/27 06:21
(改)
第四十九話 四十七の名
2026/07/27 06:21
(改)
第五十話 ひとつ、押さえよ
2026/07/27 06:21
(改)
外伝一「島虫」
外伝一「島虫」(一) 河原の熱
2026/07/27 20:44
外伝一「島虫」(二) 見苦しいということ
2026/07/27 20:44
外伝一「島虫」(三) 乳の下
2026/07/27 20:44
外伝一「島虫」(四・完) 書いた最初の頁
2026/07/27 20:44
外伝二「蟹」
外伝二「蟹」(一) 労咳という答え
2026/07/27 20:45
外伝二「蟹」(二) 錆の色
2026/07/27 20:45
外伝二「蟹」(三) 薬じゃ
2026/07/27 20:45
外伝二「蟹」(四・完) 錆色の痰、労咳にあらず
2026/07/27 20:45
外伝三「秋疫」
外伝三「秋疫」(一) こむらの痛み
2026/07/27 20:45
外伝三「秋疫」(二) 二度目が来る
2026/07/27 20:45
外伝三「秋疫」(三) 戦が置いていったもの
2026/07/27 20:45
外伝三「秋疫」(四・完) 四つ目が消える
2026/07/27 20:46
外伝四「白い小便」
外伝四「白い小便」(一) 象の脚
2026/07/27 20:46
外伝四「白い小便」(二) 水の道
2026/07/27 20:46
外伝四「白い小便」(三) 八分残っておる
2026/07/27 20:46
外伝四「白い小便」(四・完) 七十
2026/07/27 20:46
(改)