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転生軍医、織田信勝 ―本能寺を消す処方箋―  作者: 東雲 諒杏
第一章 尾張診療録(第1話〜第12話)

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第九話 母上の右手

診断が完璧についても、何もできないことがあります。

 今回は、そういう話です。

永禄二年、春。


 岩倉城を囲んで、ひと月が過ぎていた。


 力攻めはしない。兄の指図である。堀を埋め、水の手を断ち、周囲の田を刈り、ただ待つ。城の中で兵糧と気力が尽きるのを待つ。


 ――兄は、勝ち方を変えた。


 浮野で勝った後、信長は「兵を減らさぬ戦」に露骨な執着を見せるようになった。俺の数字を見てからだ。


 俺は俺で、包囲陣の中に手当所を据え、それから毎日、陣中を歩き回っていた。かわやの位置、井戸の位置、飯の中身、寝床の湿り気。長囲みの陣は、戦より疫のほうが恐ろしい。


 その日も、俺が陣の厠の掘り直しを指図していたときだった。


 早馬が、土煙を上げて飛び込んできた。


「勘十郎さま! 末森より! ――《《御前さまが、お倒れに》》!」


 俺は、手にしていた棒を落とした。


 土田御前どたごぜん


 ――この身体の、母である。


          ◆


 馬を替え、日暮れ前に末森に着いた。


 奥の間には、女たちが折り重なるように控え、僧が二人、経を上げていた。


「どけ」


 俺は経を蹴散らすようにして、しとねの傍に膝をついた。


 ――そして、一目で分かった。


 顔が、歪んでいる。


 右の口角が下がり、右の頬がたるみ、そちら側だけが表情を失っている。左の眉は動くのに、右は動かない。


 俺は掛け物をめくった。


 右の腕が、投げ出されたまま動かない。持ち上げて手を離すと、《《どさりと落ちる》》。左の腕は、離しても空中に留まる。


 右足も同じだった。


(右半身の麻痺。完全に近い)


「母上。……母上、聞こえますか」


 答えはない。


 いや――


「……ぶ。……さ、ぶ」


 声は出ている。


「さ、ぶ……ろ」


 だが、言葉になっていない。


 俺は、その目を覗き込んだ。


 両の眼球が、《《左に寄っている》》。まっすぐ俺を見ようとしても、右へは動かない。左を向いたまま、そこから戻らない。


 俺は、すべての所見を頭の中に並べた。


 ――右の片麻痺かたまひ


 ――言葉が出ない。


 ――両眼が、左を向いたまま。


 卒中である。この時代の言葉なら、中風ちゅうぶ


 だが「卒中」だけでは、医者の仕事は半分だ。


(――どこだ。どこがやられた)


          ◆


「与一郎」


 俺は、後ろに控えた少年を呼んだ。


「はい」


「見ておけ。ここから先は、教えても損はない」


 俺は指を立てた。


「一つ。人の身体を動かすすじは、頭から出て、首の下のあたりで《《左右が入れ替わる》》。だから右の手足が動かぬということは、やられたのは――」


「……左の、頭にございますか」


「そうだ。まず、それで半分決まる」


 俺は、指を二本にした。


「二つ。頭のどこかを、さらに絞る。手立ては三つある」


「三つ」


「一つ目。《《言葉が出るか》》。物を考え、言葉を紡ぐ場所は、頭の表面、しかも多くの者は左側にある。母上は言葉を失っておられる。ゆえに――」


「頭の、表面」


「そうだ。もし奥深く、身体の芯を通る筋だけがやられたのなら、手足は動かぬが《《言葉は達者》》なままだ」


 与一郎が、息を呑んだ。


「二つ目。《《眼の向き》》だ。母上の眼は左を向いたまま、右へ動かぬ。人の頭には、眼を反対側へ振り向ける場所がある。左がやられれば、右を向けなくなる。……これも、左の表面だ」


「三つ目は」


「顔と手足の《《ちぐはぐ》》だ。もし首より下の、頭の根元がやられておれば、顔は病んだ側、手足は反対側という妙な形になる。母上はそうではない。顔も手足も、揃って右だ」


 俺は指を折った。


「――ゆえに、母上の病巣は、《《左の、頭の表面。太い血の管の詰まった先》》。それも、かなり広い」


 部屋の女たちが、ぽかんとして俺を見ていた。


 与一郎だけが、必死の顔で頷いていた。


 ――そして俺は、そこで黙った。


          ◆


 診断は、ついた。


 完璧に、ついた。


 病巣の場所も、大きさの見当も、原因も分かる。心の臓から飛んだ血の塊が、頭の左側の太い血の管を塞いだのだ。おそらく、脈の乱れがあった。


 現代であれば。


 ――発症から数時間以内なら、詰まった塊を溶かす薬がある。あるいは管を通し、塊を直接掴み出すことすらできる。うまくいけば、麻痺は劇的に戻る。


 だが。


 俺は、自分の両手を見た。


 薬がない。器械がない。頭の中を覗く手立てがない。血の塊がどこにあるかを、俺は知っているのに、そこへ触れるすべがない。


(――《《診断はついた。それだけだ》》)


 四十年、俺は診断が全てだと思っていた。診断さえつけば、そこから先は道が決まる。


 この時代は、違う。


 診断がついても、道が《《ない》》。


 それが、この二年で初めて、はっきりと俺の前に立ちはだかった。


「勘十郎さま」


 侍女が、震える声で聞いた。


「御前さまは……もう」


「――いや」


 俺は、顔を上げた。


「ここからだ」


          ◆


 卒中で人が死ぬとき、その多くは、卒中そのもので死ぬのではない。


 《《その後の三週間》》で死ぬ。


 俺は、部屋の全員を集めて、指を四本立てた。


「四つ、守らせる。破った者は、俺が叱る」


「一つ。《《寝たまま、水も粥も口に入れるな》》」


「え……しかし、御前さまは何も召し上がらねば」


「飲み込む力が落ちている。寝たまま入れれば、《《飯が肺へ落ちる》》。落ちれば肺が腐って、熱が出て、それで死ぬ」


 女たちが青ざめた。


「食わせるときは、必ず身体を起こせ。顎を引かせろ。少量ずつだ。飲ませてから、ひと呼吸置いて、《《喉が鳴ったのを確かめてから》》次を入れろ。むせたらすぐ止めろ」


 誤嚥性肺炎。卒中後の最大の殺し屋である。


「二つ。《《二刻に一度、身体の向きを変えろ》》」


「向きを、でございますか」


「同じ場所が敷布に当たり続けると、そこの肉が腐る。腰の骨の出っ張り、かかと、肩。……一度腐りはじめると、もう戻らん。二刻ごとだ。夜もだ。当番を決めて、必ずやれ」


「三つ。《《動かぬ手足を、毎日、人の手で動かせ》》」


「……それは、なんのために」


「使わぬ関節は、固まる」


 俺は、御前の右腕を持ち上げ、肘をゆっくりと曲げ伸ばしして見せた。


「こうなる前に、こうしておく。一日、朝と昼と夕。肩、肘、手首、指、股、膝、足首。全部だ。……固まってしまえば、たとえ後で力が戻っても、《《もう二度と動かん》》」


「四つ。――これが一番大事だ」


 俺は、女たちの顔を順に見た。


「《《母上に、話しかけ続けろ》》」


「……」


「言葉が出ぬだけで、耳は聞こえておられるかもしれん。分かるかどうかは、俺にも分からん。……だが、分からぬからこそ、聞こえている前提でやれ。目の前で『もう長くない』などとささやく者がおったら、その場で俺のところへ突き出せ」


          ◆


 その晩、俺は御前の枕元に一人で座っていた。


 女たちを下がらせ、灯明を一つだけ残して。


 ――正直に言えば。


 俺は、この人が苦手だった。


 この身体の記憶にある土田御前は、次男を溺愛し、長男を「うつけ」と呼んで嫌い、家老たちが謀反を企てたとき、それを止めようとしなかった女だ。


 そして俺が家督を蹴った後、この人は俺に、ほとんど口をきかなくなった。


 息子が変わってしまった、と思っていたのだろう。事実、変わっていた。中身が別人なのだから。


 俺は、この人を母だと思ったことが、ただの一度もない。


(――それでいい)


 俺は、御前の左手の脈を取りながら考えた。


 医者は、身内を診るなと言われる。手元が狂うからだ。


 俺は、狂わない。


 この人にとって最大の不幸は息子が死んだことで、最大の幸運は、その息子の身体に《《他人の医者が入ったこと》》だ。


 我ながら、ひどい話である。


「……さ、ぶ」


 御前が、また言った。


「さぶ……ろ」


 俺は、手を止めた。


 言葉を失った者が、たった一つだけ、言葉の切れ端を残すことがある。


 何を言おうとしても、その一つだけが口から出てくる。本人の意思とは関わりなく、あるいは、深いところの意思だけを乗せて。


 ――さぶろう。


 三郎。


 俺は、灯明の炎を見つめた。


 この人が長らくうとみ、うつけと呼び、家督から遠ざけようとした、長男の幼名である。


          ◆


 兄が末森に着いたのは、三日後の夜だった。


 岩倉の囲みを離れられぬはずの男が、供を三騎だけ連れて、泥だらけで現れた。


「――どうだ」


「命は取り留めまする」


 俺は、廊下でそう答えた。


「なれど、右の手足は戻り申さぬ。言葉も、おそらくは」


「そうか」


 信長は、それだけ言って、部屋に入ろうとした。


「兄上」


 俺は、その背中に声をかけた。


「母上は、ひとつだけ、言葉を発しておられます」


 兄が、足を止めた。


「――《《さぶろう》》と」


 背中が、動かなくなった。


「言葉を失うた者が、一つだけ切れ端を残すことがござる。……それに意味があるのか、ただ口が勝手に動いておるだけなのか、それがしには分かり申さぬ」


 俺は、正直に言った。ここで嘘をつくのは、医者として最も卑しい。


「分かり申さぬゆえ、《《そのまま》》お伝えいたす」


 長い沈黙があった。


 やがて信長は、振り返らずに言った。


「勘十郎」


「はい」


「――貴様は、時々、ひどく残酷だな」


 そして、部屋に入っていった。


 俺は廊下に残った。


 中からは、何も聞こえてこなかった。話し声も、泣き声も、経も、何も。


 半刻ほどして出てきたとき、兄の顔は、いつも通りだった。


「岩倉へ戻る」


「兄上」


「なんだ」


「……お顔を、拝見してもよろしいか」


 信長は片眉を上げたが、黙って顔を突き出した。


 俺はまぶたの裏を見て、脈を取り、それから言った。


「三日、寝ておられませぬな」


「戦だ」


「兄上。人の頭の血の管は、疲れと、塩と、怒りで詰まりまする」


 俺は、二年前に言ったことを、もう一度言った。


「母上と、兄上の血は同じにござる」


 信長は、しばらく俺を睨んだ。


 それから、ふん、と鼻を鳴らして馬に乗った。


「――麦を炊いておけ」


          ◆


 それから、三月みつき


 俺は末森と岩倉のあいだを往復しながら、御前の身体を診続けた。


 肺は、一度も焼けなかった。誤嚥は起こさなかった。


 しとねずれも、できなかった。女たちは、俺が思った以上に真面目に二刻ごとの寝返りを守った。夜中に鈴を鳴らして起きる当番まで作っていた。


 関節も、固まらなかった。


          ◆


 ――《《鈴の当番を考えたのは、いちだった》》。


 十三になる。


 この身体の妹である。俺が来たとき九つだった。四年たって、背だけ伸びて、顔はまだ子供だった。


 その市が、母の枕元に座っていた。


 最初の日から、ずっとである。


「――勘十郎さま。二刻でございます」


 そう言って、女たちを呼ぶ。


 俺が教えた通りの間合いで、俺が教えた通りの向きに、母を返させる。


 飯の飲ませ方も、覚えていた。顎を上げさせ、匙は口の端から、少量ずつ。むせたら止める。


 ――《《この時代の十三は、もう働き手である》》。


 それにしても、覚えが早かった。


          ◆


「――市」


 俺は、あるとき言った。


「よくやっておる」


「――はい」


 それだけだった。


 俺は、その返事を聞いて、次の間へ行った。


 ――《《脳の話を、書き留めねばならなかったからである》》。


 右半身が動かず、言葉が出ず、右の眼だけが動く。この組み合わせは、脳のどこが壊れたときに起こるのか。俺はそれを、この時代の言葉で書き残そうとしていた。


 書けば、次に同じ患者を見た者が、助かるかもしれない。


 ――《《それは、正しい仕事だった》》。


          ◆


 そして――


 夏の終わり、御前は、左手で杖をつき、女に支えられて、庭に出た。


 右足は引きずったままだ。右手は使えない。言葉も、ほとんど戻らなかった。


 だが、歩いた。


 俺は縁側からそれを見ていた。


 治したわけではない。


 俺は、この人の脳の壊れた場所を、一寸たりとも元に戻していない。


 俺がやったのは、《《壊れなかった場所を、腐らせなかった》》。ただそれだけだ。


(……それだけ、か)


 俺は、自分の手を見た。


 薬もなく、器械もなく、開くことも縫うこともできず、それでも三月かけて、人を庭まで歩かせた。


 四十年間、俺は「切って治す」ことを職業にしてきた。


 この時代に来て、初めて分かったことがある。


 ――《《医療の大半は、手術ではない》》。


 寝返りと、飯の飲ませ方と、関節を動かす手と、話しかける声。


 地味で、面倒で、誰も褒めない、その積み重ねだ。


 庭で、御前が立ち止まった。


 こちらを見た。


 右の顔は歪んだままで、何を思っているのかは分からない。


 それでも、俺は縁側に手をついて、頭を下げた。


「――母上。ようございました」


 御前は、しばらく俺を見ていた。


 そして、言った。


「……さぶ、ろ」


 俺は、笑ってしまった。


(そうか。母上、それでいい)


 この人が生涯で最も愛したのは、たぶん、自分でも気づかぬうちに、あのうつけだったのだ。


 俺は、その伝言を預かった医者に過ぎない。


          ◆


 ――《《俺は、縁側を戻るとき、次の間を通った》》。


 市が、そこにいた。


 柱に背をつけて、座ったまま眠っていた。


 膝の上に、鈴があった。


 ――《《四月よつき、夜中に起きていた娘である》》。


 俺は、その顔を見た。


 頬がこけていた。唇に色がなかった。


(――痩せたな)


 俺は、そう思った。


 思って、《《通り過ぎた》》。


          ◆


 ――《《脈を、取らなかった》》。


 ――《《まぶたの裏も、見なかった》》。


 ――《《何日眠っておらぬかも、聞かなかった》》。


 言い訳をするなら、いくらでもできる。


 あのとき俺には患者がいた。脳の壊れた老女がいて、肺を焼かさず、褥ずれを作らせず、関節を固まらせぬために、四月を使っていた。


 ――《《それは、正しい仕事だった》》。


 医者が正しい仕事をしているとき、《《その傍らに立っている者は、見えない》》。


          ◆


 ――《《だが、本当の理由は、それではない》》。


 俺は、この時代へ来て四年目に、一つのことを決めた。


 ――《《この身体を、一人の男のために使う》》。


 天正十年六月二日を消すために、俺は麦を食わせ、井戸を埋め、傷を洗い、書を書く。


 ――《《俺の患者は、一人だ》》。


 妻も取らぬ。子も作らぬ。そう決めていた。俺の生きる意味は、一つの命を一日でも先へ延ばすことであって、それ以外の何ものでもない。


 ――《《そう決めた男の眼に、《《十三の妹は、映らなかった》》》》。


 彼女は病人ではない。看ておる者である。


 ――《《そして、看ておる者は、《《俺の勘定に入っていなかった》》》》。


          ◆


 ――《《俺がそれを、条文として書くのは、十七年後である》》。


  ――《《一、病人のおる家に入ったら、まず、看ておる者を診よ。》》

  ――《《 病人は、診てもらえる。》》

  ――《《 ――《《看ておる者は、誰にも診てもらえん。》》》》


 ――《《そのとき俺は、明智熙子どのを、五日目まで診なかった》》。


 ――《《そして、あの人は死んだ》》。


 ――《《俺は長いこと、《《あれが最初の一人だ》》と思っていた》》。


 ――《《違った》》。


          ◆


 九月、岩倉城は落ちた。


 織田信賢は退去し、尾張はついに一つになった。


 その報せを聞いた夜、俺はカルテにこう書いた。


  永禄二年

  症例・土田御前。左大脳、広範。右片麻痺・失語。

  薬なし。器械なし。血の塊に触れる術なし。

  ――診立てはついた。それだけであった。

    なれど、肺は焼けず、褥ずれもできず、関節も固まらず。

    庭まで、歩かれたり。

  残り、二十三年。


 筆を置いて、俺は北の空を見た。


 尾張は、一つになった。


 そして翌年の夏。


 東から、二万五千が来る。

脳卒中の「どこがやられたか」を突き止める作業を、局在診断といいます。作中で勘十郎が与一郎に教えた三つの手順は、現在も医師が実際に使っているものです。


 まず、手足を動かす神経は延髄の下で左右が入れ替わるので、右半身が麻痺していれば病変は左側にあります。次に、言葉が出るかどうか。言語を司る場所は大脳の表面にあり、多くの人で左側にあります。ですから失語があれば病変は表面(皮質)で、逆に手足だけが麻痺して言葉が達者なら、もっと深い場所(内包)が疑われます。そして眼の向き。眼球を反対側へ振り向ける中枢が左にあるため、そこがやられると眼が左を向いたまま戻らなくなります。


 顔と手足がちぐはぐになる場合(顔は病変と同じ側、手足は反対側)は、脳幹の病変を示します。これを交叉性徴候といいます。


 現代なら、発症から数時間以内に血栓を溶かす薬を使ったり、カテーテルで直接取り除いたりできます。永禄二年には、何もありません。


 それでも勘十郎が指示した四つ——誤嚥をさせない、体位を変える、関節を動かす、話しかける——は、今日の脳卒中診療でもそのまま行われている、極めて重要な看護です。実際、脳卒中後の死因の多くは脳そのものではなく、誤嚥性肺炎です。


 最後の「さぶろう」について。言葉を失った方が、たった一つの言葉だけを繰り返し発することがあります。残存語、あるいは再帰性発話と呼ばれる現象です。本人の意思で選んでいるのか、それとも口が勝手に動いているだけなのか——それは、現代の医学でも簡単には答えが出ません。


 次話、いよいよ尾張が一つになり、東から二万五千が動き出します。


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