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恋愛フラグ管理局折衝課 〜成立確率11%の彼女を折りに行くたび、なぜか俺との縁が育っていく〜

最新エピソード掲載日:2026/06/26
俺の仕事は、成立確率の低い恋を終わらせることだ。

今日の対象は、成立確率11%の川瀬奈緒。
前任二人が折れなかった、少し面倒な案件だった。

「11%は、0%じゃないので」

彼女はそう言って、俺の前に二人分のコーヒーを置いた。

AIが恋愛の成立確率を算出する時代。
恋愛フラグ管理局・折衝課の森本は、成立確率30%以下の恋を終わらせ、次の縁へ進ませる仕事をしている。

けれど、川瀬奈緒だけは折れなかった。
通うたびに、彼女のコーヒーは少しずつ濃さを変え、押すだけのはずの介入完了スタンプは、どうしても押せなくなっていく。

そして、森本自身のPAIRデータには、ずっと数字ではない表示が出ていた。

ERROR。

これは、11%の恋を終わらせに行った男が、数字では測れない縁に近づいていく話。
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