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ぼろぼろの負け戦をなんとかしてまあまあの負け戦にする方法――研究塔に残れなかった学者のなりそこないのサバイバル

作者:方丈
最新エピソード掲載日:2026/05/20
「わるいが、君を塔に残すのは難しい…」
君程度の才能、いくらでも代わりはいるんだよ…という心の声が聞こえた。

中央の研究塔に落ち、地方の塔でも芽が出なかった。
かつての好景気なら、学歴だけで食いっぱぐれなかった。けれど今は、敗戦の傷跡が残る「椅子」のない時代。
結局、僕が実家のコネで滑り込んだのは、大国の王弟が雇う外国人傭兵団の――「兵站実務」という名の、現場のゴミためみたいな職場だった。

主人公、レオン・カルディアス。
取り柄は、帳簿の整理、冷徹な観察、正確な計算。そして、松明にすら届かないほど微弱な魔法。
剣も振れず、臆病な彼は、どう見ても戦場には不似合いだった。

けれど、軍が飢えずに進めるかは、英雄の武功ではなく、彼の手元の帳面にかかっていた。
水の異常を感知し、食糧の腐敗を抑え、荷駄の崩れを予測し、特権階級の勝手な配給要求を数字で殴って黙らせる。
派手な奇跡は起こせない。けれど、学んだ知識は、泥を啜るような現場でこそ、確かに人の命を繋いでいく。

しかし、遠征は王弟の野心とともに、未曾有の破滅へと加速していく。
裏切り、補給難、内紛、そして冬の山越え。
「勝てるか」ではない。「明日、何人死なずに済むか」だけを考えなければならない地獄の撤退戦。

これは、学者のなりそこないが現実という名の戦場に放り込まれ、
ぼろぼろの負け戦を、なんとか「手痛い負け戦」程度にするために足掻く、生存と実務の記録。

――あの冬の時代、椅子を奪い合ったすべての人々に
BOOK Ⅰ:帳簿役、遠征軍に入る
第2話 半日かけて桶一杯
2026/03/16 00:10
第3話 推薦状は情けで一通
2026/03/17 00:10
第6話 水の味が違う
2026/03/20 00:10
第15話 未払い三か月
2026/03/28 00:10
第30話 会戦直前
2026/04/11 00:10
補章2 最初の一手
2026/04/11 12:10
補章3 プロクセノスの勧誘
2026/04/11 12:30
間章:王弟キュロスの戦い
第1話 決戦前夜の値札
2026/04/11 13:00
第3話 あそこに男がいる
2026/04/11 15:00
BOOK Ⅱ:帳簿役、雇い主が居なくなる
第39話 夜の移動
2026/04/20 00:10
第40話 焚火
2026/04/20 12:10
第41話 驢馬一頭で……
2026/04/21 00:10
第44話 市場が立つ
2026/04/24 00:10
第52話 だれも帰ってこない
2026/05/01 00:10
BOOK Ⅲ:帳簿役、敗走軍を立て直す(のに少し役立つ)
第55話 火の少なすぎる夜
2026/05/05 00:10
第58話 夜明けに上がった手
2026/05/07 00:10
第64話 死者の都
2026/05/12 12:10
第66話 遊撃隊
2026/05/14 00:10
第67話 平原の終わり
2026/05/15 00:10
第70話 敵は夜を嫌う
2026/05/18 00:10
第71話 先回りされた尾根
2026/05/19 00:10
第72話 前へ!前へ!前へ!
2026/05/20 00:10
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