四十七歳、現役ラノベ作家。オリコンランカーだけれど生活はまだ会社員のままだ
最新エピソード掲載日:2026/05/17
オリコンランカー。だけど専業にはなれない。四十七歳、兼業作家の“まだ終われない”人生譚。
あらすじ
四十七歳の佐伯真人は、出版社では名前の知られた現役ライトノベル作家だ。新刊を出せば発売週にオリコンランキングへ入ることもある。熱心に追いかけてくれる読者もいる。だが、それでも彼は会社を辞められない。印税だけで生活を支えるには、現実はあまりにも不安定だった。
昼は都内の会社で働く、ごく普通の中年会社員。会議に出て、部下に気を配り、上司に頭を下げる。職場の誰も、彼が現役の商業ライトノベル作家だとは知らない。夜になれば、家族が寝静まったあとにパソコンを開き、締切と向き合う。新刊が平積みされる朝も、レビューに心が揺れる夜も、翌日には変わらず出社しなければならない。
売れていないわけではない。夢を諦めたわけでもない。けれど、夢だけで生きていけるほど甘くもない。書店では名前があり、会社ではただの人。二つの顔のあいだで揺れながら、真人はそれでも物語を書くことをやめられない。
これは、若さも勢いも過ぎたあとで、それでもなお「好きなこと」を手放せない大人の物語。報われているはずなのに、どこか足りない。そんな人生の片隅で、今日も一人の兼業作家が新しい一行を書き始める。
あらすじ
四十七歳の佐伯真人は、出版社では名前の知られた現役ライトノベル作家だ。新刊を出せば発売週にオリコンランキングへ入ることもある。熱心に追いかけてくれる読者もいる。だが、それでも彼は会社を辞められない。印税だけで生活を支えるには、現実はあまりにも不安定だった。
昼は都内の会社で働く、ごく普通の中年会社員。会議に出て、部下に気を配り、上司に頭を下げる。職場の誰も、彼が現役の商業ライトノベル作家だとは知らない。夜になれば、家族が寝静まったあとにパソコンを開き、締切と向き合う。新刊が平積みされる朝も、レビューに心が揺れる夜も、翌日には変わらず出社しなければならない。
売れていないわけではない。夢を諦めたわけでもない。けれど、夢だけで生きていけるほど甘くもない。書店では名前があり、会社ではただの人。二つの顔のあいだで揺れながら、真人はそれでも物語を書くことをやめられない。
これは、若さも勢いも過ぎたあとで、それでもなお「好きなこと」を手放せない大人の物語。報われているはずなのに、どこか足りない。そんな人生の片隅で、今日も一人の兼業作家が新しい一行を書き始める。
第1話 オリコンに入った朝も、私は会社へ行く
2026/03/27 22:14
第2話 職場ではただの係長
2026/03/28 09:00
第3話 家族が寝たあとの書斎
2026/03/28 12:00
第4話 レビュー欄と始業ベル
2026/03/28 21:00
第5話 打ち合わせは有休のふりで
2026/03/29 07:00
第6話 若い同僚の何気ない一言
2026/03/29 12:00
第7話 売れているのに足りない
2026/03/29 21:00
第8話 サイン本の午後、定時後の夜
2026/03/30 07:00
第9話 職場の誰かが読者かもしれない
2026/03/30 12:00
第10話 部下の言葉は、読者の言葉に似ていた
2026/03/30 19:00
第11話 書けない夜のはじまり
2026/03/31 07:00
第12話 あなたの本、好きなんです
2026/03/31 19:00
第13話 秘密を守る人、秘密に救われる人
2026/04/01 07:00
第14話 発売週の幸福、月末の現実
2026/04/02 17:00
第15話 そのペンネーム、もしかして
2026/04/03 07:30
第16話 書き続けるための一章
2026/04/03 19:00
第17話 終わるシリーズ、始まらない次
2026/04/04 19:00
第18話 企画書フォルダの墓場
2026/04/05 19:00
第19話 中間通過の通知は、祝福になりきれない
2026/04/06 19:00
第20話 おめでとうと言われるほどではない
2026/04/07 19:00
第21話 会社員の一週間は、創作に向いていない
2026/04/08 19:00
第22話 若い受賞者、遅い帰宅
2026/04/09 19:00
第23話 担当編集は、優しく現実を言う
2026/04/10 19:00
第24話 失敗しない企画は、たぶん勝たない
2026/04/11 19:00
第25話 やりすぎるくらいで、やっと届くのかもしれない
2026/04/12 19:00
第26話 会社の会議中に、企画の台詞が浮かぶ
2026/04/13 19:00
第27話 中間通過作の落選通知
2026/04/14 19:00
第28話 賞は取れなかった。でも、書く熱は戻ってきた
2026/04/15 19:00
第29話 次の話を、誰にも言わずに育てている
2026/04/16 19:00
第30話 会社では係長、夜はまだ無名の新人みたいに
2026/04/17 19:00
第31話 その企画、前よりずっと“あなた”ですね
2026/04/18 07:00
第32話 受賞はしていない。デビューし直すわけでもない。それでも、次の一行がある
2026/04/18 19:00
第33話 招待状は、少しだけ自尊心をくすぐる
2026/04/19 07:00
第34話 ホテルの照明は、作家を少し立派に見せる
2026/04/19 19:00
第35話 はじめまして、いつも拝見しています
2026/04/20 07:00
第36話 アニメ化作家は、笑い方まで少し違って見える
2026/04/20 19:00
第37話 おめでとうございます、と言う側の声
2026/04/21 06:30
第38話 売れていない作家の名刺は、少しだけ軽い
2026/04/21 18:30
第39話 若い新人作家は、未来の顔をしている
2026/04/22 06:30
第40話 営業は、作家の“格”を数字で見ている
2026/04/22 22:00
第41話 あなたの本、実はそんなに売れてませんよね
2026/04/23 06:30
第42話 ホテルのトイレで、中年作家は少しだけ惨めになる
2026/04/23 22:00
第43話 売れている人も、ちゃんとしんどそうだった
2026/04/24 22:00
第44話 この場にいるだけで、たぶんまだ負けていない
2026/04/24 22:00
第45話 名前を覚えられる作家、忘れられる作家
2026/04/25 06:30
第46話 係長の名刺と、作家の名札のあいだで
2026/04/25 22:00
第47話 帰りの夜景に、次の話の輪郭が浮かぶ
2026/04/26 06:30
第48話 華やかな夜のあとで、机に戻る人間だけが書けるもの
2026/04/26 22:00
第49話 ホテルの夜が、朝の電車まで残っている
2026/04/27 06:30
第50話 本城は、係長の疲れ方の種類を見分ける
2026/04/27 22:00
第51話 その質問は、職場では少し近すぎる
2026/04/28 06:30
第52話 現実を混ぜると、企画は急に息をし始める
2026/04/28 22:00
第53話 高梨は、二度目の読後で本気になる
2026/04/29 06:30
第54話 会社で消耗し、夜にえぐられる
2026/04/29 22:00
第55話 真由美は、まだ何も知らないふりがうまい
2026/04/30 06:30
第56話 読者が求めるのは、綺麗な主人公じゃないのかもしれない
2026/04/30 22:00
第57話 職場で、その台詞はふいに完成する
2026/05/01 06:30
第58話 本城は、どこまで知っているのか
2026/05/01 21:10
第59話 高梨が初めて“企画会議に出せる”と言う
2026/05/02 07:10
第60話 通るかもしれない企画は、急に怖い
2026/05/02 21:10
第61話 会議の日まで、会社員は普通に働くしかない
2026/05/03 07:00
第62話 結果はまだ来ない。だから余計に、仕事が手につかない
2026/05/03 20:00
第63話 会議は通らなかった。でも、前とは少し違う
2026/05/04 20:00
第64話 名前を残す物語は、たぶんこうやって始まる
2026/05/05 20:00
第65話 再提出用の直しは、褒められたあとほど難しい
2026/05/06 20:00
第66話 高梨の赤は、否定じゃなくて前進のために入る
2026/05/07 20:00
第67話 直したはずなのに、まだ何かが足りない夜がある
2026/05/08 20:00
第68話 高梨は、通すためじゃなく残すために戦っている
2026/05/09 20:00
第69話 会議を通すための直しと、自分を守るための嘘はよく似ている
2026/05/10 20:00
第70話 削った説明のぶんだけ、主人公は少しだけ残酷に残る
2026/05/11 20:00
第71話 主人公がまだ気づいていない時間を、読者だけが先に知っている
2026/05/11 20:00
第72話 終わった顔のあとに来るのは、だいたい次の怖さだ
2026/05/12 20:00
第73話 タイトルを決める夜は、だいたい自分の欲を言い訳できなくなる
2026/05/13 20:00
第74話 名前がついた瞬間、逃げ道は少し減る
2026/05/14 20:00
第75話 外で通じた名前は、職場ではまだ口にできない
2026/05/15 20:00
第76話 タイトルは、まだ会社の机では伏せられている
2026/05/16 20:00
第77話 三行にしたら、逃げ場がなくなった
2026/05/17 20:00