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転生猫ですが、最弱テイマーをダンジョン飯で最強に育てます

作者:悪癖
最新エピソード掲載日:2026/11/01
五年前、世界中に突如としてダンジョンが出現した現代。

高校一年生の朝倉悠真は、母のダンジョン病を治すため、放課後や休日に探索者としてダンジョンへ潜っていた。

だが、彼の探索者適性は最低のGランク。
半年間こつこつ努力を続けても、母を治すための治療アイテム――約十億円には到底手が届かない。

そんなある日、悠真は一個のモンスターエッグを手に入れる。

売れば約百万円。
それでも治療費にはほど遠い。

ならばいっそ、自分で孵化させてテイマーとしての可能性に賭けよう。

そう考えた悠真だったが――。

卵から生まれたのは、全長約二十センチ。
二足歩行する、小さな猫だった。

種族名――『ヌッコ』。
そして、その猫につけられた名前はニャル。

一見すると戦闘にはまるで向いていないニャルだが、実は前世の記憶を持つ転生者。
料理好きで、育成ゲームも大好きだった。

しかもニャルには、人類が危険物として扱っていた「ダンジョン食材」を、安全かつ美味しく料理する方法が分かるという、とんでもない能力があった。

「この飼い主、弱いな」

なら、育てよう。

ダンジョンで食材を集めて。
美味しく料理して。
いっぱい食べさせる。

すると――。

「……昨日より剣が軽いんだけど?」

なんと、正しく調理されたダンジョン食材には、食べた者を永続的に強くする力があった。

こうして始まるのは、

ダンジョンへ行って、
美味しい食材を持ち帰り、
猫が料理して、
飼い主が食べて、
少しずつ強くなる日々。

やがて料理する猫・ニャルの存在は配信を通じて知られるようになり、誰も食べようとしなかったダンジョン食材は、新たな料理文化へと広がっていく。

でもニャル本人がやりたいことは、そんな大それたことではない。

大切な飼い主に、美味しいものを腹いっぱい食べさせたい。

そして――もっと深いダンジョンへ行けば、もっと美味しい食材がある。

料理好きな転生猫と、最低Gランクの飼い主。

一人と一匹が、美味しいご飯を食べながらのんびり最強を目指す、猫×料理×ダンジョン育成ファンタジー。
プロローグ
2026/09/07 20:00
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