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『魔法が飛ばせないので、杖でぶん殴ることにした ~落ちこぼれ魔法使い、なぜか最強の槌使いと呼ばれる~』

作者:蝶野摩矢
最新エピソード掲載日:2026/10/26
魔力量は一流。

火、水、風、土。
さらには治癒魔法まで使える。

魔法使いとして恵まれた才能を持つ青年、ノア。

――ただし、致命的な欠点があった。

「……飛ばねえ」

どれだけ魔力を込めても、魔法が発動するのは杖の先だけ。

火球は飛ばない。
風刃も飛ばない。
治癒魔法すら、相手に直接杖を押し当てなければ届かない。

魔法の射程――ほぼゼロ。

周囲から落ちこぼれ扱いされても、ノアは魔法使いであることを諦めなかった。

「だったら、当てに行けばいいだろ」

杖の先に魔法をまとわせ、敵を直接ぶん殴る。

本人はあくまで魔法使いのつもり。

なのに、その戦い方を見た人々は彼をこう呼び始める。

――《最強の槌使い》と。

しかも本人だけは、その正体が自分だと気づいていない。

魔法は飛ばない。
杖は壊れる。
金もない。

それでも魔力量だけは、誰にも負けない。

これは、魔法を飛ばせない落ちこぼれ魔法使いが、杖で敵をぶん殴りながら、なぜか全く別の方向で名を上げていく物語。
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