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『神律大学の未証明者《アンプローヴン》』

作者:仕儀の反駁
最新エピソード掲載日:2026/08/02
《世界が彼女を否定するなら、俺の生涯総てで反証する》


この世界では、人間の信念や生き方が、異能――命題《テーゼ》として現れる。

世界の法則と異能を研究する最高学府・帝都神律大学へ入学した黒瀬零。

彼の命題《テーゼ》は、世界から押しつけられた結論を一時的に保留する未証明《アンプローヴン》だった。

そんな零には、誰にも信じてもらえない記憶がある。

三年前まで、自分には黒瀬灯という妹がいた。

しかし、写真にも戸籍にも他人の記憶にも、灯の痕跡は一つも残っていない。

世界のあらゆる記録が、彼女など最初から存在しなかったと証明していた。

それでも、零だけは灯を忘れていなかった。

妹の存在を証明するため、大学に隠された謎を追う零。

やがて彼は、公式記録には存在しない《第零学部》へ辿り着く。

そこで待っていたのは、灯を世界から消したと告げる、もう一人の黒瀬零だった。

どちらが本物なのか。

灯を消した選択は、本当に間違いだったのか。

一人を犠牲にすれば世界が救われるとき、それでも本人の選択を残すべきなのか。

零たちの問いは、やがて一つの大学、一つの世界を越えていく。

無限の世界を査読し、正しい仮説だけを採択する、終端なき上位観測機構。

そして、その観測階序という枠組みだけでは捉えられないまま、あらゆる世界・法則・選択へ唯一の最終回答を強いる観測主体。

世界そのものが灯の存在を誤りと断じても、零はその答えを受け入れない。

敗北も、消滅も、終焉も。

自らが受け入れない限り、決定された結論ではない。

これは、世界から消された妹を取り戻すため、正しいと採択された世界へ異議を申し立てる物語。

学園異能バトル×論理多世界。

唯一解へ抗う、未証明者《アンプローヴン》の反証が始まる。
第一章 帝都神律大学・入学編
世界観
2026/07/19 14:10
第四話 地に足をつけるな
2026/07/20 21:00
第五話 落ち続ける者
2026/07/21 15:40
第六話 二・四秒を捨てろ
2026/07/21 21:20
第九話 公開査問
2026/07/22 21:00
第二章《第零学部》《第一観測圏》編
第十四話 一人分の答案
2026/07/24 15:00
第三章《第二観測圏》《分離査読官》編
第四章《学術都市》《第四候補》編
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