[現代語訳]夢酔独言
夢酔独言は江戸時代の末期の旗本、勝小吉が四十二歳の折に記したものである。
本名を勝左衛門太郎惟寅。享和二年から嘉永三年(1802~1850年)の生涯の中で、彼に特段の歴史的功績は残っていない。むしろ江戸城開城の立役者、勝海舟の父としてその名前が知られている。
武家に生まれながら一生役を得ず、不良旗本として喧嘩三昧をした小吉が著した一冊は、己の半生描いた自叙伝。あるいは、己の不徳から子孫に示した戒言であるともいえる。
習いとして知識を持ちながら、文化人としての常識を持たない小吉は、夢酔独言を口語体で記述した。そうした意味で夢酔独言は古典初心者向けと言えるが、しかしそれでも現代文と考えると多くの齟齬も存在する。本文は勝部真長氏が編集視した夢酔独言を参考に、現代語訳したものである。
本名を勝左衛門太郎惟寅。享和二年から嘉永三年(1802~1850年)の生涯の中で、彼に特段の歴史的功績は残っていない。むしろ江戸城開城の立役者、勝海舟の父としてその名前が知られている。
武家に生まれながら一生役を得ず、不良旗本として喧嘩三昧をした小吉が著した一冊は、己の半生描いた自叙伝。あるいは、己の不徳から子孫に示した戒言であるともいえる。
習いとして知識を持ちながら、文化人としての常識を持たない小吉は、夢酔独言を口語体で記述した。そうした意味で夢酔独言は古典初心者向けと言えるが、しかしそれでも現代文と考えると多くの齟齬も存在する。本文は勝部真長氏が編集視した夢酔独言を参考に、現代語訳したものである。
鶯谷庵独言
2020/07/26 10:15
(改)
出生
2020/07/27 12:00
五歳のとき
2020/07/28 12:00
七歳・養子・凧喧嘩
2020/07/29 12:00
八歳のとき
2020/07/30 12:00
九歳のとき
2020/07/31 12:00
十歳のころ・馬の稽古
2020/08/01 12:00
十一歳のころ
2020/08/02 12:00
十二歳のころ
2020/08/03 12:00
十三歳のころ
2020/08/04 12:00
十四歳・出奔・乞食旅
2020/08/05 12:00
御師龍太夫
2020/08/06 12:00
府中の与力
2020/08/07 12:00
鞠子の賭場
2020/08/08 12:00
旅に病んで
2020/08/09 12:00
二丁町の廓の客
2020/08/10 12:00
秋月藩の仲間親方
2020/08/11 12:00
箱根山中の野宿
2020/08/12 12:00
小田原の喜平次
2020/08/13 12:00
四ヶ月ぶりの帰宅
2020/08/14 12:00
十六歳・出勤・逢対
2020/08/15 12:00
吉原初遊び
2020/08/16 12:00
喧嘩の師匠・源兵衛
2020/08/17 12:00
十七歳・剣術修行
2020/08/18 12:00
他流試合の元祖
2020/08/19 12:00
十八歳・信州行き
2020/08/20 12:00
小林隼太・小野兼吉
2020/08/21 12:00
樽屋三右衛門
2020/08/22 12:00
再び小林隼太のこと
2020/08/23 12:00
十九歳のころ
2020/08/24 12:00
二十一歳・再び出奔
2020/08/25 12:00
切死の覚悟・怖いものなし
2020/08/26 12:00
遠州森町の逗留
2020/08/27 12:00
二十一歳から二十四歳まで・檻の中
2020/08/28 12:00
就職運動成就せず
2020/08/29 12:00
本所割下水・刀剣の売買
2020/08/30 12:00
父の死
2020/08/31 12:00
うらだな神主・吉田兵庫のこと
2020/09/01 12:00
殿村南平について修行
2020/09/02 12:00
またまた小林隼太のこと
2020/09/03 12:00
寄せ加持祈
2020/09/04 12:00
行と断食 刀の研ぎ・目きき・胴試し
2020/09/05 12:00
葉山孫三郎のこと
2020/09/06 12:00
麟太郎、犬に噛まれる
2020/09/07 12:00
尾張屋亀吉のこと
2020/09/08 12:00
地主岡野孫一郎が不行跡
2020/09/09 12:00
貧乏から立ち直る
2020/09/10 12:00
剣術道場の仲間
2020/09/11 12:00
秩父屋三九郎のこと
2020/09/12 12:00
林町の次兄の家のこと
2020/09/13 12:00
したいことをして死ぬ覚悟
2020/09/14 12:00
三十七歳で隠居・その後の生活
2020/09/15 12:00
島田虎之介とのつきあい
2020/09/16 12:00
香取・鹿島詣で
2020/09/17 12:00
大川丈助の一件
2020/09/18 12:00
有髪改名・上坂
2020/09/19 12:00
御願塚村での金談
2020/09/20 12:00
金談の駆け引き・虚々実々
2020/09/21 12:00
能勢の妙見詣で
2020/09/22 12:00
奉行堀伊賀守の使い
2020/09/23 12:00
百姓相手の大芝居
2020/09/24 12:00
一件落着
2020/09/25 12:00
他行留めをくらう
2020/09/26 12:00
茶道楽
2020/09/27 12:00
大病・押込めにあう
2020/09/28 12:00
信用師中村多仲・斎藤監物のこと
2020/09/29 12:00
女難剣難
2020/09/30 12:00
吉原での喧嘩沙汰
2020/10/01 12:00
生涯の回顧・反省
2020/10/02 12:00
悔悟・教訓
2020/10/03 12:00