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ローゼンサーガ

蒸都ヴァルテリアと偽装記録の探偵〜記録が嘘をつく街で〜

作者:秋月キアラ
最新エピソード掲載日:2026/08/02
真実は、記録の余白に潜む。

その街では、死亡記録に名を書かれた者は、まだ生きていても死者となる。
西方大陸ヴァルテリア。
その中心にそびえる巨大産業都市、ヴェルム=クロウ。

ドワーフが蒸気機関と高架鉄道を築き、記録機械と契約文書が人々の暮らしを支配する、煤煙と霧の街。

かつて神話と血統を誇ったエルフたちは没落し、古い権利も、名も、祈りも、近代の記録制度によって少しずつ上書きされていた。

この街では、記録に名前があれば人は存在する。
記録から名前が消えれば、たとえ生きていても存在しない。

霧燈通り十三番地、黒鴉館。
その二階に事務所を構える探偵レオン=クラウスは、助手であり記録者でもあるミラベル・ワトリアとともに、街に潜む“偽装記録”を暴いていく。

偽造された契約書。
存在しない死亡記録。
消えた神名。
記録院の密室。
存在しない列車。
死者が演じた最後の舞台。

公式記録は、いつも正しいとは限らない。
それは時に、誰かが真実にしたかった嘘である。

これは、ミステリー専門の観測神格イル=ヴァスによって記録される、ローゼンサーガ西方大陸の探偵譚である。

【第3話 死者は第三幕を演じる 】連載開始!
第1話 署名なき死体
第1節 ― 雨と煤煙の下で
2026/05/18 09:07
第2節 ― 死んでいた男
2026/05/18 09:10
第3節 ― 黒鴉館の依頼人
2026/05/18 09:12
第4節 ― バルグレム商会
2026/05/25 13:52
第5節 ― 記録院の白い沈黙
2026/05/25 13:54
第6節 ― 青いインクの亡霊
2026/05/26 13:44
第7節 ― 高架下の再検証
2026/05/30 16:37
第9節 ― 死者の署名
2026/05/30 17:26
第12節 ― 署名なき死体
2026/05/30 17:29
第13節 ― 教授の影
2026/05/30 17:30
観測余録 ― 第一記録、通過
2026/07/18 02:48
幕間
第2話 存在しない七号車
観測記録 ― 六と七のあいだ
2026/07/11 10:36
第12節 ― 七人の名前
2026/07/18 00:25
観測余録 ― 第二記録、通過
2026/07/18 00:25
幕間 エル=ネフリドの煤霧駅弁紀行
第3話 死者は第三幕を演じる
幕間
【予告】第4話 死ぬ前に届いた死亡記録
幕間
【予告】第5話 十三人目は返事をする
幕間
【予告】第6話 空室には客がいる
幕間
【予告】第7話 王冠は二度盗まれる
幕間
【予告】第8話 墓碑には別人の名がある
幕間
【予告】第9話 死体は運河を遡る
幕間
【予告】第10話 時計塔は十三度鳴る
【予告】第11話 死んだ探偵に依頼は届く
【予告】第12話 名犬は死者の帰路を知る
【予告】第13話 死んだ探偵は二度帰る【シーズン1最終話】
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