表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ふくしき七回シネマ館 1 それは誰も知らない映画館

作者:南まさき
【1~9】まったく同じ夢を3日連続でみた主人公。ふと思う。これは正夢? 逆夢? 夢の検証に出かけた主人公を待っていたのは、相性の悪い自販機。美しすぎる郷土史家。ネット通販会社の超ハイテクわらぶき家のお婆さん。わらぶき家に招待された主人公の耳に突然「ロックオン」という言葉が聞こえてくる。だがその声は他の人間には聞こえない。「声だけオンナ」が言う「むかえに来ると言ったから、ずっとあなたを待ってたの」しかし主人公にそんな記憶はない。【10~22】主人公にお婆さんが言う「あんたに一目惚れした女の子がいるんだ。紹介してあげるよ」だが相手を勘違いした主人公はそれを断る。土産にもらった古いノートパソコンと共にわらぶき家を出たあたりから主人公の記憶が遠のく。アパートに帰り着いた主人公を待っていたのは「声だけオンナ」だがそれはストーカー女ではなく、土産にもらったノートパソコン。夢と現実の区別がつかなくなった主人公が出した結論。これは会話機能付きパソコンに違いない。【23~33】夜中の12時までノートパソコンを一人の女性として扱うことに決めた主人公。パソコンのパスワード解析も兼ねて外食に出かけるが、思いつかない。人材派遣会社から電話。愛用のデスクトップを立ち上げると異音。話は10年前のパソコンショップに飛ぶ。店長との会話を回想するうちに、お婆さんからもらったノートパソコンが研究開発費数千万円のプロトタイプパソコンだったことに気づく。しかしパスワードは不明。【34~55】どうしてもパスワードを思い出したい主人公。昔習った「脳サーチ法」を実践。パスワードは、プチ記憶喪失に陥った主人公の口からこぼれ出る。【56~92】眠りから覚めたノートパソコンとの会話の中で主人公の持っている運について意見が別れる。ジャンケンで勝ったことがないという主人公にパソコンが言う「じゃあ、試しに、やってみれば」ということで予約電話さえ繋がらないことで有名な幻の焼酎の入手にチャレンジ。さあ、これからパソコンとの楽しい会話が始まる。主人公はそう思うが「私はパソコンでもなければ人間でもない」という言葉を巡って応酬している間に事態は思わぬ方向に向かう。気がつくと二人は白い空間の中に浮かんでいた。パソコンが言う「あなたはすでに死んでいる」【93~102】しかし、元の世界に戻る方法があるらしい。ただしチャンスは一回。
最初へ 前へ 次へ 最後へ
エピソード 1 ~ 100 を表示中
痛恨の早とちり
2013/06/21 08:00
ダラダラ坂の消え女
2013/06/27 08:25
閃きから確信へ
2013/07/09 08:00
眠れる森のノートパソコン
2013/07/11 08:00
7つのエラー
2013/07/17 08:00
大人買い
2013/07/21 08:00
あれは十年前
2013/07/31 08:00
マリアナ海溝
2013/08/02 08:00
講師 ミスダツ
2013/08/06 08:00
ど忘れ症候群
2013/08/08 08:00
脳サーチ
2013/08/10 08:00
十三分の三
2013/08/16 08:00
初恋・餃子・共通項
2013/08/18 08:00
嗅覚&九画
2013/08/20 09:02
餃子とペンギン
2013/08/22 08:00
名演技?
2013/08/24 08:00
第二幕の途中で
2013/08/26 08:00
三つの脳サーチ
2013/08/30 08:00
昭和残侠伝
2013/09/07 08:00
脳サーチ効果の兆し?
2013/09/09 08:00
トリエステ浮上
2013/09/15 08:00
速すぎる効果
2013/09/19 08:00
幻の焼酎
2013/09/25 08:00
後出しジャン
2013/10/11 08:00
止まらない連想
2013/11/04 08:00
連想から妄想へ
2013/11/06 08:00
素朴な疑問
2013/11/08 08:00
蜂蜜の効用
2013/11/12 08:00
三時十九分六秒
2013/11/16 08:00
はえとり蜘蛛
2013/11/24 08:00
ラストチャンス
2013/12/02 08:00
チャンスは一回
2013/12/03 23:19
何かのはじまり
2013/12/07 21:54
指先の火花
2013/12/11 22:48
僕の中の蟻たち
2013/12/15 22:38
最初へ 前へ 次へ 最後へ
エピソード 1 ~ 100 を表示中
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ