社畜こそが宇宙で活動するための最適人材であることを証明したい
西暦2222年、第三次世界大戦から80年から経過し、一時的に減少していた人口はさらに増え、地上は人間であふれかえっている。
地上では数百年前から比べて、変わったものと変わらないものがあるが、地上を飛び出した先でも大きな進展があった。
月には国連名義の基地が建ち資金力がある国家は宇宙軍を続々と設立していて、各惑星や衛星の軌道上には宇宙ステーションが建造される時代になっている。
核融合炉技術やグラヴィティ・アクセラレータという重力点を生成し自由落下による加速を行う技術、それらを使い宇宙空間を自在に飛び回る宇宙専用艦船など。
数百年前からは考えられないレベルの速度で宇宙技術開発が行われている。
しかし、それでもなお公的な機関の人員として宇宙に出るのは狭き門であることには変わりなく、一般人にとって宇宙とは遠い遠い世界の話でしかなかった。
そんな時代、ブラック企業を渡り歩いてきた38歳の日本人"大和 夏樹"はブラック製造業から、ブラックホール企業として名高い株式会社ディスカバリーへの転職を決意した。
30年ほど前に生まれたこの企業のキャッチコピーは「誰でも宇宙船パイロット」。
設立当初はたいそう話題になったものだが、5年後生存率が5%という噂もある上に、設立経緯やこれまでの成果などほとんど情報が出ないということから好んで就職しにいくような会社ではなくなっていた。
底辺だろうがなんだろうが、なんだかんだと安定して暮らすことのできる日本という国家に住む人間にとっては特にそうと言えるだろう。
そんな社畜が、宇宙でやっていくために学ぶ凡そ6か月間の物語。
地上では数百年前から比べて、変わったものと変わらないものがあるが、地上を飛び出した先でも大きな進展があった。
月には国連名義の基地が建ち資金力がある国家は宇宙軍を続々と設立していて、各惑星や衛星の軌道上には宇宙ステーションが建造される時代になっている。
核融合炉技術やグラヴィティ・アクセラレータという重力点を生成し自由落下による加速を行う技術、それらを使い宇宙空間を自在に飛び回る宇宙専用艦船など。
数百年前からは考えられないレベルの速度で宇宙技術開発が行われている。
しかし、それでもなお公的な機関の人員として宇宙に出るのは狭き門であることには変わりなく、一般人にとって宇宙とは遠い遠い世界の話でしかなかった。
そんな時代、ブラック企業を渡り歩いてきた38歳の日本人"大和 夏樹"はブラック製造業から、ブラックホール企業として名高い株式会社ディスカバリーへの転職を決意した。
30年ほど前に生まれたこの企業のキャッチコピーは「誰でも宇宙船パイロット」。
設立当初はたいそう話題になったものだが、5年後生存率が5%という噂もある上に、設立経緯やこれまでの成果などほとんど情報が出ないということから好んで就職しにいくような会社ではなくなっていた。
底辺だろうがなんだろうが、なんだかんだと安定して暮らすことのできる日本という国家に住む人間にとっては特にそうと言えるだろう。
そんな社畜が、宇宙でやっていくために学ぶ凡そ6か月間の物語。
序章:地球社畜
ブラック企業戦士は転職の夢を見る
2019/11/28 17:00
歴史とはしょーもないことの繰り返しである
2019/11/28 19:00
ブラックホール企業ディスカバリー
2019/11/29 00:00
ブラック面接は一瞬で決まるのが世の常
2019/11/29 17:00
内側に入り込まなきゃ何も知ることができない会社
2019/11/30 00:00
おっさん、宇宙へ
2019/11/30 17:00
精神的不気味の谷
2019/11/30 19:00
一章:ステーション訓練生
生の火星を見たいならお前も宇宙に上がればいいじゃん
2019/12/01 17:00
邂逅、同期生ども
2019/12/02 17:00
(改)
天井女はツッコミを所望する。
2019/12/03 17:00
デコに張り付ける冷感材つきの湿布めいた商品と俺
2019/12/04 17:00
頭の中に夢や希望を残す方法は、古の日本人が教えてくれた
2019/12/05 17:00
日本で古来より口伝にて伝わる日の出を祝う儀式
2019/12/06 17:00
おお勇者よ、死んでしまうとは……
2019/12/07 17:00
日給5000ドルの底辺オヤジ
2019/12/08 17:00
アンデッド・ハイは徹夜明けの匂い
2019/12/09 17:00
俺の相棒とミドルエイジマン
2019/12/10 17:00
相棒と俺、休日はマッチョマンと共に
2019/12/11 17:00
ムリゲ―をお祈りゲーに昇華させたいおっさんの悪足掻き
2019/12/12 17:00
罰ゲームの夜
2019/12/13 17:00
何事もなく過ごす平穏なる一日
2019/12/14 17:00
フリート・パイロットはロールプレイヤー
2019/12/15 17:00
我が可能性は膨張する宇宙が如し
2019/12/16 17:00
凡夫の嘆き
2019/12/17 17:00
ヤハタ・ヘヴィ・インダストリー
2019/12/18 17:00
0.3G環境下における前蹴り時のスカートの動きを数式で示してみろよ、それは多分美しい。
2019/12/19 17:00
(改)
二章:宇宙船パイロット訓練生
どうせならよくわからなくてもとにかく便利で無双できる世界に生まれたかったオッサン
2019/12/20 17:00
(改)
ミサイルへの憧れと、知ってしまった現実
2019/12/21 17:00
高度50マイルの絶壁には、カーマン・ラインという名の女神が住んでいるという
2019/12/22 17:00
ウォッカ・パワーズ・ストーリー
2019/12/30 17:00
あらゆるマルチバースの俺の中でも一番悲惨な俺が、俺
2019/12/31 17:00
まだ見ぬパイセンと、個人依頼
2020/01/01 17:00
日給5000ドルの超絶貧民層
2020/01/02 17:00
土星の環とデスヨネーの顔
2020/01/03 17:00
(改)
ダイヴ・イントゥ・ザ・ヲトメボディ
2020/01/04 17:00
宇宙船から戦闘機、そしてクソ車
2020/01/05 17:00
アフターサービスは業務外で
2020/01/06 17:00
月のケツのライフはもう0なんだ、0なんだよ
2020/01/07 17:00
アンドロイドに痛む胃はあるのだろうか
2020/01/08 17:00
テーブルのないテーブルテニスは宇宙向き
2020/01/09 17:00
きっと、お前が主人公だ。
2020/01/10 17:00
とりとめのない、補給中の暇つぶし
2020/01/11 17:12
閑話休題
2020/01/12 17:00
三章:宇宙海賊討伐
スペースかくれんぼ
2020/02/08 17:00
やるべきことをやれるだけ
2020/02/09 17:00
スポンサード・バイ
2020/02/10 17:00
遥かなる宇宙へ
2020/02/11 17:00
ぽんこつ丸の産声
2020/02/16 17:00
バトル・オヴ・カオス
2020/02/17 17:00
フリゲート艦の謎
2020/03/22 17:00
言うことを聞かないAIと、俺
2020/03/23 17:00
そのツッコミは、野暮というものである。
2020/03/24 17:00
終章:おっさんの帰還
ホラーより怖いマッチョ
2020/05/25 17:00
スペース・デブリ製造業
2020/06/12 17:00
帰ってきたタマヨリ
2020/06/14 17:00
古典的日本人小市民の抱く夢
2020/06/18 17:00
ありきたりなるSF級過失事故
2020/06/20 17:00
地球主人公、マイケル・メイソン・マイヤーズ
2020/06/20 21:00
火星へ。
2020/06/20 23:00
(改)
ステーションよ、俺は帰ってきた
2020/06/21 12:00
ナガレボシ2号と初仕事
2020/06/21 17:00
蛇足
あとがき
2020/06/21 17:00