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護衛は必要ありません。私は暴風令嬢ですから!

作者:夏風
 2023/02/04 本編完結しました。2023/02/05 番外編を工事中のため完結表示にしました。

 「フレイスリア・リーシュベルト!お前は婚約者である私のことをなんだと思っているんだ!?」

 二人の男女が向かい合い、男が目の前にいる自分がフレイスリアと呼んだ女性に対して声を荒げている。
 そんなただならぬ雰囲気の二人を同じ会場にいる者たちは遠巻きに見ていた。
 興奮気味な男とは対照的にフレイスリアは普段と変わらぬ調子で返答する。

 「なんだと言われましても……特に何とも思っていません」

 彼女の言葉が余程こたえたのか男は面食らったように目を丸くして口は半開きのまま、言葉が出ない様子だ。
 そんな状態の男にフレイスリアが追い打ちをかける。

 「それに私は殿下の婚約者候補であって、婚約者ではありません」

 彼女のその言葉に殿下と呼ばれた男は顔を伏せ、肩をブルブルと震わせる。
 何か変なことでも言ったかしら――とフレイスリアが首を傾げていると、俄かに男が真っ赤になった顔を上げて言い放った。

 「お前との婚約は破棄だ!国外追放だ!」

 男の言葉に会場内がざわついた。
 しかし、宣言を受けた当の本人は男の言葉を淡々と聞き入れていた。

 ――だから、破棄も何も婚約してませんってば……まあ、破棄なら破棄で婚約者にならなくて良いということなら願ったりですけど、国外追放は……困りますね。

 そんな感じで彼女と周りの空気の温度差は著しいものがあった。

2022/01/30タイトル変更
「護衛?必要ありません。私は暴風令嬢ですから!」→「護衛は必要ありません。私は暴風令嬢ですから!」
第1章 公爵家の暴風令嬢!
第2章 暴風は治まらない!
第3章 暴風拡大!
本編終了後
本編を終えて
2023/02/05 10:00
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