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生贄聖女の私に、誰も逆らえない皇帝陛下が「私を拒んでいい」と跪いた

作者:他力本願寺
最終エピソード掲載日:2026/10/10
「私を拒んでいい」
誰も逆らえない皇帝が、生贄にされる私の前で跪いた。

国を守る灯に命を捧げる――そんな役目のために、十九歳のリシェルは大聖堂へ連れてこられた。
けれど、皆を従わせる皇帝レオンハルトの命令が、彼女にだけ届かない。
「私は、死にたくありません」
その一言から、生き延びるための百日が始まった。

彼女が皇帝に求めたのは、贅沢でも寵愛でもない。
質問に誠実に答えること。命令を記録に残すこと。そして、無断で触れないこと。

伸ばしかけた手を止める人。命令の代償に、喉から血を流す人。
恐れていた皇帝の素顔を知るほど、リシェルは彼の声をもっと聞きたいと思うようになる。

だが、惹かれ合うだけでは、二人を隔てる絶対の力は消えない。
生贄になる運命も、愛する人に従うだけの未来も、自分の「いいえ」で変えていく。
命令を拒む聖女と、命令しか知らなかった皇帝が、互いを選び直す異世界恋愛。

全50話・ハッピーエンド。
第4話 偽りの勅書
2026/09/28 21:40
第17話 母の写本
2026/10/02 08:10
第38話 霧笛の町
2026/10/07 11:40
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