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天命録に、俺の死は三十日後と刻まれている

作者:asnt2026
最新エピソード掲載日:2026/09/03
四十八歳の会社員・高城修一は、ある日突然、剣と魔法が存在する異世界へと迷い込む。

若返ることもなければ、強大な魔法を授かることもない。剣術の経験もなく、魔力もほとんどゼロ。そんな修一を待っていたのは、魔王討伐のために選ばれた若き勇士たちだった。

そして街の広場で、修一は奇妙な石碑《天命録》を目にする。

そこには勇士たちの名とともに、なぜか自分の名前が刻まれていた。

さらに修一にだけ見える、赤い文字。

――死刻、三十日後。

自分は三十日後に死ぬ。

その意味も理由も分からないまま、修一は勇士たちと旅に出ることになる。

やがて彼は、自分以外の人間にも「死刻」が見えることに気づく。

まだ元気に暮らしている人。
家族と笑っている人。
明日も当たり前に生きるつもりの人。

その名前のそばにだけ、静かに刻まれる死の予定。

もし事前に知ることができるなら、その死を防ぐことはできるのか。

そして、死刻を逃れたその先には何が待っているのか。

正義感の強い若き剣士レオン。
明るい回復術師フィーネ。
口は悪いが仲間思いのガイル。
冷静な魔導士ミレイア。

個性も考え方も違う仲間たちと旅をする中で、修一は少しずつ、この世界に隠された違和感へ近づいていく。

なぜ人の死があらかじめ刻まれているのか。

誰がそれを決めているのか。

そして、なぜ異世界から来た自分の名が《天命録》にあるのか。

剣も使えない。
魔法も使えない。
特別な力もない。

あるのは、四十八年間、人と向き合って働いてきた経験だけ。

これは最強の勇者が魔王を倒す物語ではない。

「誰かの命を選ぶ」ということに、普通の会社員が向き合う異世界ファンタジー・ミステリー。

死亡予定まで、あと三十日。
第3話 赤い死刻
2026/08/15 08:30
第6話 死は移る
2026/08/15 21:56
第9話 セラの宿
2026/08/16 21:04
第19話 妹の名前
2026/08/21 20:01
第26話 王国の鎖
2026/08/23 21:27
第43話 十二の鍵
2026/09/01 19:00
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