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「君を断罪する」と記録された瞬間、私はその記録を書き換えた ~婚約破棄令嬢は、従者にだけ視えている~

作者:夜空ミリア
最新エピソード掲載日:2026/07/30
「君との婚約を破棄する」――その一言すら、私が“書き換えられる”としたら?

婚約破棄され、地位も記録局の権限も奪われた令嬢リディア。
だが彼女は目覚める。“存在を記録する力”に。

この世界では、記録されないものは存在できない。
ならば――書き換えればいい。罪も、断罪も、勝者の名前さえも。

声を荒げず、涙も見せず、ただ“記録”だけで。
私を陥れた者たちの足元を、静かに、正確に崩していく。

そうして彼女は、誰にも観測されない場所へ辿り着いた。
――それは、勝利のはずだった。

【第二部・連載再開】

誰にも記録されない私は、宿の代金すら受け取ってもらえない。
家の名簿から名前が薄れ、王宮の記録からも消えていく。
それでも、婚約破棄の記録だけが残っている。汚名だけが、私に残った。

――孤立した記録は、消える。

それが、この世界のルールだった。

ただ一人。
従者のルークだけが、消えかけた私を、変わらずに見ている。
なぜ見えるのか、彼にも説明はできない。

私は、彼を記録しない。
書けば、彼まで“観測される側”になるから。

名前を与えるのは、奪う行為だ。
ならば――この関係を書くことは、罪だろうか。

第一部 全41話+閑話 完結/第二部 連載中。

※溺愛も、甘い言葉もありません。敬語のまま、関係だけが変わっていく静かな恋です。
※頭脳戦・ダークファンタジー・静かに相手を追い詰める逆転劇が好きな方へ。
第35話 観る側へ
2026/04/22 20:00
第46話 見える人
2026/07/27 20:00
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