↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
PR

次は、私が決める。 ~女子大ボクシング部と、居場所をなくした中年コーチ~

作者:水城 朔
最新エピソード掲載日:2026/11/01
白石綾乃は、六年間ボクシングを続けてきた。

構えも知っている。
踏み込みも知っている。
拳の握り方も、体重の乗せ方も知っている。

だからこそ、分からなかった。

構えもしない。
顎も引かない。
肩も入らない。
踏み込む予備動作すらない。

それなのに――目の前の女の子が放った拳は、綾乃の知っているどのパンチとも違っていた。

再現しようとしても、できない。

答えを求めていた綾乃たちの前に現れたのは、中年男・只野。

口は悪い。
下心も隠さない。
指導者らしいことも、セクハラしか言わない。

「真面目すぎんじゃね?」

そう言うだけで、答えは教えない。

どう打つのか。
どう避けるのか。
なぜ届かないのか。

聞いても、只野は突き放す。

「自分で考えろ」

それでも彼は、一目見ただけで彼女たち自身も気づいていないものを言い当てる。

経験のある綾乃。

勢いで前へ出る美波。

素直に吸収するひまり。

人をよく見ている千尋。

そして、まだいない五人目。

ばらばらだった女子たちは、自分たちのボクシングを探し始める。

一方の只野もまた、リングの外で立ち止まっていた。

なぜ自分はここにいるのか。

なぜ、またボクシングを見ているのか。

答えはまだ出ない。

彼女たちに答えを教えない男自身が、自分の「次」を決められずにいる。

勝つためだけの話ではない。

才能を見つけてもらう話でもない。

誰かに決められた正解ではなく、

自分で考え、自分で選び、自分の次を決める。

女子大生たちと、居場所をなくした中年男が、リングの上でもう一度「次」を探す大学女子ボクシング青春群像劇。
序章
第1話 何者だ
2026/09/19 07:00 (改)
第2話 再現
2026/09/19 12:00 (改)
第3話 偶然じゃない
2026/09/19 20:00 (改)
第4話 もっとつまらない
2026/09/20 07:00 (改)
第5話 あと1人
2026/09/21 07:00 (改)
第6話 留守番
2026/09/22 07:00 (改)
一章
第7話 五人目
2026/09/23 07:00 (改)
第8話 鳴瀬律
2026/09/24 12:00 (改)
第9話 同じ競技
2026/09/25 20:00 (改)
第10話 二つ目は、作れない
2026/09/26 21:00 (改)
第11話 次は?
2026/09/27 22:00 (改)
第11.5話 向こうの5人
2026/09/28 23:00 (改)
第12話 見に行くぞ
2026/09/29 00:00 (改)
第13話 3つでいい
2026/09/30 08:00 (改)
第14話 正しいまま
2026/10/02 08:00 (改)
第15話 今日は逃げていい
2026/10/03 21:00 (改)
第16話 当てろ
2026/10/04 09:11 (改)
第18話 あと1個
2026/10/06 22:17
二章
第21話 一個外
2026/10/09 18:44 (改)
第22話 似てるだけ
2026/10/10 21:46 (改)
第25話 数字の外
2026/10/13 21:52
第26話 七十点
2026/10/14 21:29
第28話 黒瀬蓮
2026/10/17 15:33
3章
第30話 新参者
2026/10/19 23:36
第31話 初遠征
2026/10/20 21:28
第33話 同じ右
2026/10/24 20:08 (改)
第36話 嫌な左
2026/10/27 23:35
第37話 だから?
2026/10/29 21:31
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。