『次は、私が決める。』人物紹介
白石綾乃
21歳。大学3年生。167cm・57kg。オーソドックス。
女子同好会の中心人物。ボクシング歴6年で、攻撃も守備も高い水準にある万能型。
真面目で責任感が強く、4人だった同好会をずっと支えてきた。その一方で、何でも正しくやろうとするため、試合では「全部できるが、相手が本当に嫌がるものがない」という弱点を抱える。
只野からは、
「真面目すぎ」
「全部70点」
と評される。
只野汚山
49歳。日雇いや派遣仕事を転々としている、酒好きで腹の出た中年男。普段はだらしなく、女性への下心も隠さない。
ところがボクシングを見る目だけは異常に鋭い。教える気はないと言い張りながら、女子5人の欠点や武器を一目で見抜いていく。
「先生」と呼ばれるたびに、
「先生じゃねえ」
と否定する。
かつてリングに立っていたらしいが、その過去について本人は語ろうとしない。
橘美波
22歳。大学4年生。162cm・54kg。
明るく軽い性格で、5人の空気を和らげる存在。只野へのツッコミ役でもあり、下品な冗談をまともに受け流せる数少ない人物。
反応速度と回避能力が高く、相手のパンチをかわすことに関しては5人の中でも抜群。
ただし、
「逃げたあとがない」
のが弱点。
避けるところまでは上手いのに、そこから攻撃へつながらない。
大熊ひまり(おおくま・ひまり)
20歳。大学2年生。170cm・60kg。
明るく素直で、人との距離が近い天然系。分からないことはそのまま質問するため、読者と一緒にボクシングや制度を知っていく役でもある。
5人の中でも特にパンチ力が高い天然の強打者。
しかし、自分の拳の強さを怖がっており、当たる直前に無意識に力を抜いてしまう。
只野から与えられた指示は、
「当てろ」
ただそれだけ。
雨宮千尋
19歳。大学1年生。155cm・51kg。
数字、映像、記録を使って相手を分析するデータ型。
口数は少なく、
「違います」
「事実の味方です」
と淡々と話す。
相手を観察する能力は非常に高いが、
見る→分析する→正解を確定する→動く
という手順を踏むため、実戦では判断が一瞬遅れる。
第14話ではその弱点によって、
正しいまま、負ける。
という経験をする。
鳴瀬律
18歳。大学1年生。151cm・48kg。成人。
小柄なインファイター。
低く沈み、相手の左ジャブの外側へ潜り込み、角度をつけて左をボディへ打ち込む独特のスタイルを持つ。
ボクシング一家の出身で、祖父は元世界王者、父は元日本王者。兄や姉も競技実績を持つ。
しかし律本人は、
「鳴瀬家の娘」ではなく「鳴瀬律」としてボクシングをしたい
と思っている。
現在の技術には、本人もまだ気づいていない欠点がある。
男子側
真田亮介
大学1年生。スポーツ推薦。
高校時代に主要タイトルを3つ獲得した実力者。公式戦で負けた相手は、同世代の黒瀬蓮だけ。
関西の強豪校出身。男子部員との会話では自然な関西弁を使うが、女子同好会など距離のある相手には標準語寄りの敬語で接する。
女子側を見下しているわけではない。
ただ、自分が入学する以前から続いてきた大学拳闘部という名前と歴史を、自分たちの代でなくしたくないと思っている。
佐伯
男子側の5対5メンバー。
第17話で鳴瀬律と対戦する選手。
151cmの律に対し、身長差は17cm。長いジャブで相手の侵入を止めるのが特徴。
女子選手だからと手を抜く考えはなく、
「家が打つわけじゃない」
「リングで殴り合うのは本人の身体だろ。だったら本人を見る」
「手を抜く方が失礼でしょ」
という考えを持つ。
律が初心者ではないことも、構えを見ただけで察している。
黒瀬蓮
別の強豪大学に所属する同世代のボクサー。
高校時代の主要タイトル6冠。
真田亮介が高校公式戦で唯一勝てなかった相手であり、今後の大きな壁となる人物。




