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豊栄帝国鉄血伝 〜鎖国しなかった日本が世界の覇権を握る〜

作者:美濃伊吹
最新エピソード掲載日:2026/06/11
1600年、徳川家康は「鎖国」を選ばなかった。 国内にあぶれた武力とエネルギーはすべて「棄民」として外海へと放たれ、熱帯の死地を越えて、ボルネオの天領「多良加(タラカン)」の無尽蔵の油田、そして巨大大陸「豊秋津島(とよあきつしま=豪州)」の実効支配へと結実する。

それから340年。 西洋の市民革命という陣痛をパスし、封建制のまま「自力産業革命」を成し遂げた各大名家は、「西国重工」「佐賀精密機械」「防長化学」といった巨大な重工業財閥へと脱皮。

親藩・譜代が中枢を担う徳川幕府と合体した世界唯一の「諸侯連衡国家」として、米英に依存しない完全無欠のブロック経済圏を築き上げていた。
しかし19世紀末、豊秋津島のインフラ整備のためにロンドンのシティから借り入れた「ポンド建て国債」が、帝国の首を絞める罠となる。

1941年11月。ナチス・ドイツの猛攻で国家破産の危機に瀕した大英帝国は、国債の「即時一斉繰り上げ償還」を要求。払えなければ多良加の油田や豊秋津島の全重工業資産を合法的に接収すると牙を剥き、その執行の威嚇として本国艦隊の過半数「Z部隊」を極東へ進発させた。

法と帳簿を盾にした大英帝国の理不尽な略奪に対し、帝国は冷徹なる逆襲を決断する。 ジャワ海でZ部隊を物理的に蒸発させた日本の一撃は、大英帝国の盾を粉砕し、欧州におけるナチス・ドイツのロンドン陥落(アシカ作戦)という歴史のドミノ倒しを引き起こす。

ハワイで米太平洋艦隊を金縛りにし、法理と武力、そして冷徹な算盤で世界の帳簿を書き換えていく「鉄と血の新秩序」の幕が上がる!
第2章 棄民たちの版図
2026/06/07 18:41
第9章 南太平洋の鉄鎖
2026/06/07 22:02
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