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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

導き手

『魂を導く紋章師』

作者:nukoto
最新エピソード掲載日:2026/09/02
『魂導の紋章師 ―死者の声と歩む者―』

魂は、死んだからといって、すべてを失うわけではない。

そこには、生きた記憶がある。
後悔がある。
怒りがある。
愛した人への想いがある。

そして時に、それらは死後もこの世界に残り続ける。

紋章師リアン・アルステッドは、死者の魂を導く《箱舟の紋章》を持つ青年。

魂に触れ、その記憶と想いを受け取りながら、行き場を失った死者たちを還していく。

だが、その力は救いだけを見せてはくれない。

死者が最後に見た光景。
誰にも語られなかった罪。
忘れ去られた約束。
そして、歴史の奥へ葬られた真実。

リアンは、それらすべてを自らの心で受け止めながら、旅を続けている。

そんな彼の隣に立つのは、銀髪の戦士サラ=レイヴェル。

幾つもの戦場を越え、“死を運ぶ鳥”と呼ばれた彼女は、リアンの《守り手》として、その無防備な背を守る。

強く、自由で、よく笑い――
そして誰よりも、生きることを知っている女だ。

二人は旅の中で、数え切れない死と出会う。

救えた魂。

救えなかった魂。

生かすことが救いとは限らない者。

そして、死んだからこそ救える者。

魂に残された想いを受け取るたび、リアンの中でひとつの問いが大きくなっていく。

――人を救うとは、何なのか。

やがてリアンは知る。

魂には記憶がある。

けれど――

魂そのものは、記録ではない。

ならば。

死者を導くことが、救いなのか。

生かし続けることが、救いなのか。

失った者を、もう一度取り戻すことが、救いなのか。

記憶が残れば、その人はそこにいるのか。

記憶を失えば、その人ではなくなるのか。

死者の想いを受け取りながら歩いてきた青年は、やがて自分自身が最も救いたいひとりをめぐって、その問いと向き合うことになる。

何を残せば、人は失われないのか。

何を守れば、その人を救ったと言えるのか。

そして――
愛する者を取り戻したいという願いは、本当にその人のためなのか。

これは、

死者を導く青年と、彼を守るひとりの女が、
死者と生者の想いを受け継ぎながら、

「魂」と「救い」の意味を問い続ける物語。

「舟は……ここにある。――行こう」
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エピソード 1 ~ 100 を表示中
第1話 魂を導く者
2025/10/01 15:51
第17話 『記録の夜明け』
2025/10/08 12:26
第20話 「記す者と導く者」
2025/10/09 08:40
第24話 《背後の焔》
2025/10/10 18:52
第26話『帰るべき場所』
2025/10/11 15:49
第30話 『約束の朝』
2025/10/12 20:15
第40話 捕食者の静寂
2025/10/14 18:07
第43話 視線の夜
2025/10/15 06:59
第65話 沈黙の村
2025/10/19 19:03
第80話 「谷へ至る風」
2025/10/22 14:00
第96話 終わりを繋ぐ者
2025/10/26 10:21
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エピソード 1 ~ 100 を表示中
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