↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

魔王討伐の翌日、冒険者三万人の仕事が消えた ~元補給係、廃魔王城を働いて暮らせる街に変える~

作者:暮野つづり
最終エピソード掲載日:2026/09/22
 魔王は倒された。世界は救われた。
 その翌日、各国は冒険者ギルドとの戦時契約を終了した。三万二千四百人分の仕事が、一夜で消えた。

 勇者パーティの補給係だったアルドは、討伐報奨の名簿から名前を外された。理由は「非戦闘員だから」。二年半、隊の水と食料と靴下を管理してきた男の仕事は、記録上どこにもなかった。

 代わりに押しつけられたのは、誰も欲しがらない廃魔王城の後始末。期限は九十日、支度金はゼロ。ただし辞令にはこう書かれていた。

 ――整理に必要な作業員の臨時雇用および城内宿泊は、整理官の裁量に委ねる。

 宿舎を追い出された元冒険者たちを前に、アルドは帳面を開く。
「仕事ならある。魔王城を片づける仕事だ。飯と寝床は今日から出す。日当は帳面につけて、後で払う」

 斥候は測量へ、治癒術師は診療所へ、戦場で役に立たなかった弱い火魔法は湿った書庫を乾かす火へ。
 戦えない男が数え、書き留め、名前をつけていく。誰かが書かない限り、その仕事はなかったことになるからだ。

 これは、戦争に勝ったのに居場所を失った者たちが、倒した敵の城で新しい仕事と暮らしを作る話。
 そして、三万人が消えた日に何が起きていたのかを、一冊の帳面が明らかにしていく話。
第四話 三騎
2026/08/22 12:20
第十四話 輪番
2026/08/27 07:10
第十六話 出来高
2026/08/28 21:10
第十七話 前渡し
2026/08/29 21:10
第十八話 断る
2026/08/30 21:10
第十九話 札の数
2026/08/31 21:10
第二十話 薪と麦
2026/09/01 21:10
第三十四話 板
2026/09/15 21:10
第四十話 壁
2026/09/21 21:10
終話 門
2026/09/22 21:10
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。