表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

『妹に聖女の座も婚約者も奪われましたが、神託の誤字に気づいたのは私だけでした 〜追放された校正官は冷酷皇弟と偽りの世界を正します〜』

作者:Deresuke・ごじゃっぺ・太郎
最新エピソード掲載日:2026/08/07
神託を読み解き、写本の誤りを正す伯爵令嬢エステル。

彼女は王太子の婚約者として、十年近く神殿と王宮を陰から支えてきた。しかし、華やかな奇跡を起こせないエステルの仕事は、家族からも婚約者からも「間違いを探すだけの地味な役目」と軽んじられていた。

迎えた婚約発表の祝宴。

王太子の隣に立っていたのは、聖女に選ばれた妹ミレイユだった。

「そういうところだ、エステル。君は祝いの席でさえ、人の間違いを指摘せずにはいられない」

婚約者も、王太子妃の座も、家族の期待も妹に奪われたエステルは、さらに神託を改竄したという濡れ衣を着せられ、国外追放を言い渡される。

吹雪の北境へ送られる途中、魔獣に襲われた彼女を救ったのは、隣国レーヴェン帝国の皇弟アルブレヒトだった。

冷酷無比な「北の処刑人」と恐れられる彼は、なぜかエステルの罪状書を一読しただけで言い放つ。

「この文章は矛盾している。君を罪人とするには、あまりにも出来が悪い」

アルブレヒトには、意図的な嘘を聞くと身体を焼かれる呪いがあった。

彼が求めていたのは、美しい奇跡を起こす聖女ではない。

誰もが信じたがる嘘の中から、たった一文字の間違いを見つけられる人間だった。

エステルは彼に雇われ、凍りついた町の神託、名前を失う住民、治癒の祈りによって悪化する疫病など、各地で起きる不可解な事件を校正していく。

やがて彼女が見つけたのは、最古の神託から消された「十三番目の神」の痕跡だった。

家族を嫌いになれない追放令嬢と、優しい言葉をうまく口にできない冷酷皇弟。

正しさだけでは人を救えない世界で、二人は衝突し、傷つけ合い、それでも何度でも言葉を交わしていく。

これは、すべてを奪われた地味な校正官が、自分の仕事と居場所を取り戻し、やがて偽りに満ちた世界そのものを書き直す物語。

そして――愛していても面倒くさい、不器用な二人が夫婦になるまでと、その先を描く長編異世界恋愛ファンタジー。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ