仮想の現実は無法地帯

【上】仮想世界へ意識を転送できる機械を手に入れた、現実に不満を抱く鈴科夜神は仮想世界へと亡命する。もう一つの現実であるそこは法律のない街だった。仮想世界で死亡しても現実世界では命を落とさない。ある事件にて第一位の超能力者となった、ヨルと名乗る夜神は無法地帯で出会った仲間と共に「便利屋」を開く。悲劇を経験した者だけが選ばれログインを許される無法地帯にて、ヨル達は世界征服を企む組織「ゴースト」と対峙する。
【下】無法地帯からのログアウトが不可能になり、電脳空間での死は現実での死を意味した。便利屋一同は対ゴースト戦争での謎を元に一人の男を追う。死亡するだけではなく、殺害者数が余命であるというデスゲームにも変貌した。この事件の主犯である聖護院悠聖、超能力者の記憶に薄く残る少女、そして『ワールドクリエイター』とは……