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痛いのも苦労するのも嫌なので、お家で美味しいご飯を作って静かに暮らしたい(※ただしダンジョン最深部)

作者:翠碧ノ人
最新エピソード掲載日:2026/08/08
「痛いのも、苦労も、もう嫌だ。お家で美味しいご飯を作って、静かに暮らしたい」

過労で命を落とした元社畜のレン。中身は大人のまま、幼い少女に転生した彼女が授かったのは、鑑定に「ランク1の調理スキル」としか映らない、地味な力――のはずだった。

その正体は、ダメージも痛みも100%無効化する【伝説】級の鉄壁と、食べた者を一時的に最強にしてしまう規格外のごはん。
けれどレンは、絶対に正体を明かさない。だって、有能だとバレたら、また働かされるから。嘘はつかない。ただ、鍋の前で「料理が得意なだけの子」の顔をしているだけ。

なのに――彼女のスープを飲んだ冒険者は伝説になり、拾った竜鱗族の子は家族になり、攻めてきた帝国も、神様も魔神も、気づけば全員、彼女の食卓で「いただきます」。

本人はただ、静かに暮らしたいだけ。
戦わない。傷つかない。働かない。それでも世界は、少しずつ、彼女のあたたかい食卓を中心に回りはじめる。

これは、世界でいちばん危険な場所(ダンジョン最深部)を、世界でいちばん帰りたい場所に変えてしまう――最弱にして最強の、お家ごはんスローライフ。
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