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明け待つ芍薬

作者:烏野 佐枇
最終エピソード掲載日:2026/06/06
はじめて人に憧れた。
胸が焦がれるように熱くなった。

千和はその感情の名前を知らない。
その赤い糸をゆっくりと手繰るのは、とある富豪の男だった。
まるで開花の時を待つかのように。

―――――――――

主人公・染原千和は類まれなる美貌の持ち主だった。そしてそれは双子の弟・和泉も同様に、いやそれ以上に、人々が振り向くような容姿を持っていた。
相貌の良さがもたらしたのは不運ばかり。
運命と人生を恨んで、2人は2人きりで生きていくことを決めていた。

そんな中、千和の癒しは英文学の授業。
その准教授が目当てである。
歳の割に爽やかでスタイルもよく、庶民的ながら品の良さが隠せていない。イケメン、というよりハンサムである。

湧き上がる淡い憧れ。
しかしそれが一体なんなのか、どんな感情であるのか。
千和は知る由もない。

一方、とあるモガリ(権力を思いのままにする国内有数の富豪たち)は染原姉弟を探していた。
ちょっとした用事があったのである。

――――――――――

憧れた人との秘めたる関係。
やがて忍び寄る権力の魔の手。

恋も情熱も、なにも知らない空っぽな千和。
彼女の憧れは、夢と消えるのか。
いざ、果たして。
1章 世界が視ている
世界が視ている(1)
2026/05/20 19:24
2章 日常、盆に返らず
日常、盆に返らず(1)
2026/05/22 07:00
3章 深淵の数歩も手前
深淵の数歩も手前(2)
2026/05/23 08:30
4章 邂逅したる
邂逅したる(1)
2026/05/24 07:30
邂逅したる(2)
2026/05/24 07:30
邂逅したる(3)
2026/05/24 15:00
邂逅したる(4)
2026/05/24 15:10
5章 這いよる毒牙
6章 色の滲む環
色の滲む環(1)
2026/05/26 19:31
色の滲む環(2)
2026/05/26 19:34
色の滲む環(3)
2026/05/26 19:37
色の滲む環(4)
2026/05/27 00:00
色の滲む環(5)
2026/05/27 00:00
色の滲む環(6)
2026/05/27 00:00
色の滲む環(7)
2026/05/27 00:00
色の滲む環(8)
2026/05/27 00:00
7章 深淵の痕、蕾の萌し
深淵の痕、蕾の萌し(2)
2026/05/27 19:04
最終章 さざめく色風。そして
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