30歳童貞は魔法使いになった？

29歳童貞の主人公：玲（れい）は30歳童貞になるのを満を持して待っていた。

大切にしまっておいたシャンメリー（10年物）やコレクションのスタングレネード等を準備して待機。

そして、いよいよ零時というところで何故か祝いのクラッカーではなくスタングレネードを使って自宅を爆発させる。

ちょっとしたお茶目のつもりでスタングレネードを使ったのだがこれが幸か不幸か主人公第1話死亡の罠へと誘う。

目に光が戻ると見知らぬ天井にシスター……シスター！？

そこから異世界生活がスタートする。

異世界には魔法があり、主人公は無事異世界で魔法使いになる……のだが。

性別は女……大切な息子はもげ、息子を作ることも不可能に……。

そんな女主人公（中身は童貞のおっさん）は異世界でどう過ごしていくのか。

マリアになった主人公は天職と呼ばれる決められた職に何故か縛られず、なんでも出来る異世界転生特有のチート能力を有していた。

しかも、前世の記憶がある為行動がまさに無茶苦茶。

だが、その記憶ゆえに女でありながら女の子に囲まれたハーレムを目指すのだが……。

何故か絶世の美少女に生まれ変わったためなのか、おっさんの性格ゆえか男性を次々と虜にしていく。

女性でハーレムを作りながら、男性をどんどんと魅了するまさに魔性のおっさんが異世界に降臨してしまったのである。

この物語はそんなチート級能力と超絶美少女ゆえの問題や、孤児として生まれた事の因縁などが様々に絡み合い進んでいく。

そして、これは日本では常識である30歳まで童貞を守ると魔法使いになれる……という事が実際に起こってしまった主人公の人生禄である。