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30歳童貞は魔法使いになった?  作者: 永澄水樹
童貞魔法使いの異世界ライフ
33/67

パーティーロワイヤル……私の為に争わないで!

はい、どうもです。


毎日更新今回はちょい遅れただけで出来た!


と言う事で更新をば!


今回は誕生日パーティーと決闘。


この謎の組み合わせをお楽しみください。


第三十二話「パーティーロワイヤル……私の為に争わないで!」をご覧アレ。

ウィリーが退室して部屋の空気が少し重くなる。



「すみません、マリア様。今日はわざわざフリーデルの誕生日に来ていただいたのに……」


「あぁ、気にしてませんよ。そもそも俺は天職は確かに聖女ですし……それに装備については実績がありませんしね」


「うっ、マリア様私の言った事根に持ってらっしゃいます?」


「まぁ、見もしないで見くびられるのは好きではありませんが、シグニット師匠が凄いのも知ってるので、構いませんよ」


「そうですか……ところで装備は何処にあるのでしょうか?」


「サプライズで出すのでまだ秘密です」


「先程執事から報告を受けましたが荷物も持たずに来ていたと聞いています。後ほど業者が配達してくれるのですか?」


「まぁ、装備はしっかり持って来てますので安心してください」


「ところで装備の出来はどうでしたかな?」



ジェレマイア侯爵はやはり装備の出来が気になる様でマリアに聞いてくる。


するとシグニットが変わりに答える。



「ジェレマイア侯爵様、マリアの装備でしたら安心してください。師匠である俺が保証しますよ」


「シグニット様に保障されたらこれ以上言えませんね。はっはっは」


「大丈夫ですよ。マリアちゃんの初めての本気の力作になってますから」


「ほう、錬金術師のシェリル様にまでそう言われるとはちょっと楽しみですな」


「あなた、そんな事よりウィリーは大丈夫かしら?」


「正直マリア様の強さは剣の道を歩んだ事のない私ではわかりかねるが」


「はぁ、私の強さに惚れ込んで結婚を申し込んできたあなたがそれではダメですよ?」


「だが、パルミラ?マリア様は一瞬という程の速度でフリーデルの懐に飛び込んでいたんだぞ?あの強さがどの程度か次元が違くて正直わからないのだ」


「そうね。冗談抜きに私が現役の時に全力を出して、たぶんあの動きが再現できるかってところね」


「えっと、パルミラさんってそんなに強かったのですか?」


「えぇ、妻はごく普通の家の出身ですが強さは戦場ではまさに鬼神の様と恐れられてました」


「あなた?鬼神とは失礼ね。私は戦乙女と呼ばれてたんですよ?」


「母上……母上の強さは今でも十分に凄いです。まさに鬼神と表現されてもしょうがないかと」


「あら、フリーデルまで……それじゃあマリア様の事を鬼の様と表現するのかしら?」


「えっと、そうですね……鬼より強いと思いますね……実体験としては」




フリーデルの親子がその様な話をしているとシグニットとシェリルが聞いてくる。


シグニットとシェリルはマリアの強さに関しては知らないので当然の反応である。


マリアはとりあえず、エミリアと互角程度だと告げる。



「エミリアって天職は勇者だったよな?えっと、11歳だったか?かなり強いんじゃないのか?」


「あぁ、ひよっこの勇者には負けない自信の出どころはそこね。エミリアと互角以上に戦えるからひよっこの勇者って言ってたのね」


「シェリル師匠は察しが良すぎますね……ですが正解です」


「エミリアの強さがわからないからとりあえず決闘は楽しみだな」


「はぁ、シグニット?誕生日パーティーで決闘ってどうなのかしら?」


「シェリル師匠、大丈夫ですよ。今回の誕生日パーティー用に特別なケーキも準備してきましたから。決闘よりそちらの方が驚くかもです」


「それは楽しみだな」


「シグニットちゃん本当は甘いもの凄い好きだもんね」


「シェリルだって好きじゃないか甘いもの!」


「そりゃ乙女だもの、甘いものが嫌いな筈ないでしょ?シグニットちゃんの場合はそれをかっこ悪いって隠してるから言っただけよ」


「うっせえな。いいだろ!」


「まぁ、とりあえずパーティーの会場へは行かないんですか?」



マリアがそう尋ねるとニクラスがもう少ししたら行きましょうかと言ったのでそれに合わせて移動する。


今回は当然主役はフリーデルなのでパーティーホールの上段へと上がる。


何故か、マリアとシグニットにシェリルも一緒について来なさいと言われて一緒にいる。


だが、下の会場の端にウィリーが居たのでそれが気になった。


家族なら一緒に上に来ればいいのにと思ったが、マリアに決闘を申し込んだ以上一緒にはいづらいのであろう。


そう考えていると、遂にジェレマイア侯爵の音頭でパーティーが始まる。



「皆さま、今日は我が息子のフリーデルの13歳の誕生日パーティーに来ていただきありがとうございます。それでは皆様グラスをとりあえず乾杯をしましょう。では乾杯!」



ジェレマイア侯爵がそういうとゲストの皆が乾杯をする。


その後すぐにジェレマイア侯爵が話をする。



「皆さま、本日は息子の誕生日を祝う為に聖女様も来てくださっているのです。聖女様のお披露目パーティーに参加されてた方はご存知でしょうが聖女のマリア様です」


「どうも、聖女のマリアと申します。本日は大変めでたい日にお呼びいただき深く感謝をしております。その一つとしてわたくしからフリーデル様にプレゼントがあります」



そういうとマリアは上段から階段を使って降りて、適度な広さがある場所でプレゼントの用意をする。



「では、わたくしからのサプライズプレゼント第一弾の誕生日ケーキを用意したいと思います」



マリアがそう言うが何もない場所でその様な事を言ったので皆が不思議そうにしている。


マリアは皆の度肝を抜くつもりでまずは大きなテーブルをアイテムボックスから取り出す。


いきなり空中からテーブルが出現したので皆驚いている。


マリアは気にせずに次にテーブルクロスを出して掛けて、銀の皿を召喚する。


銀の皿と言っても本当に銀の皿であり、マリアが日本で30歳童貞の道を目指してたメンドクサイ時に出前で取っていた寿司ではない。


そして、寿司ではなく空中から大量のショートケーキのホールが大量に空から降ってくる。


そこでみなこれがプレゼントなのだと気づく。


だが、皆が少し残念そうにしている。


それもその筈である。


山のように積まれた珍しい生クリームたっぷりのイチゴのショートケーキのホールは山になった時にぐちゃぐちゃになっている。



「えっと、マリア様が空中から出したのは以前いただいたイチゴのショートケーキだな?」


「えぇ、でもあなた……折角のケーキがぐちゃぐちゃに……量は多いけどあれでは勿体ないわ」


「ですが、マリア様がこの様なプレゼントを用意するでしょうか?私にはそうとは思えないのですが……」



フリーデルはそういうとマリアの様子を伺う。


するとマリアは手をケーキに触れそうな距離まで伸ばして錬金術を使う。



「なんだあれは!?」


「ケーキがえっと12段でしょうか……12段のショートケーキに代わりましたね」


「凄いですけどあれは……」


「フリーデル様、あれは錬金術ですよ」


「シグニットの言う通りなのだけど、普通の錬金術とはレベルが違うわね。ケーキを作る技能がない人じゃ錬成出来ないでしょうから」



パーティー会場が驚きに包まれている。


そこでマリアはダメ押しとばかりに自分の声を拡声魔法を使用して大きくして告げる。



「今のは錬金術です。まぁ、生活魔法の応用でもあるのですが、上段からだと上に文字が書いてあるのが分かると思いますが、13歳おめでとうフリーデル様、ハッピーバースデーと書いてあります。おめでとうございますフリーデル様」



マリアがそう宣言すると会場中から拍手が沸く。


しばらくの大拍手の後会場は静かになる。


そこでフリーデルが大声で皆に言う。



「えっと、マリア様プレゼントありがとうございます。とっても感激しました」



フリーデルがそう言うと、もう一度拍手が起こる。


そして、マリアは皆のいる上段に戻る。


そこで再びジェレマイア侯爵が告げる。



「えっと、マリア様のサプライズプレゼント第一弾は今のケーキだそうだ!ではパーティーを始めようもう一度乾杯!」


『乾杯!』



会場中から再び乾杯と言う声がする。


そして、今度こそ誕生日パーティーがスタートするのであった。


皆、ケーキに群がっており、マリアはこの為に作った特別製のケーキ用ナイフを使ってケーキを切ったあと皆のさらにケーキを取り分けていく。


皆、聖女が手ずから作ったケーキをさらにその手で渡しているので余計に群がる。


だが、ケーキを最初に渡したのはフリーデルであり、その後にニクラス、パルミラ、シグニット、シェリルと渡していく。


その後はどんどん、皆にケーキを渡していく。


その度に皆から挨拶されるがマリアは猫を被って対応する。


マリアはちょっと常識離れした美少女なので、10歳でしかない少女に男性も女性も夢中である。


皆にケーキが行き渡るとちょうどダンスが始まる。


そこで、最初にダンスの申し込みをしてきたのはフリーデルであった。



「マリア様。一曲私と踊ってはいただけませんか?」


「えぇ、喜んで。ですが、こうしてダンスを踊る相手がフリーデル様と言うのもちょっとした運命でしょうか?」


「えっと、何がですか?」


「以前の聖女のお披露目会では生まれて初めてダンスを踊ったのですが、その相手もフリーデル様だったなと……」


「そっ、そうなんですか?」


「えぇ、うふふふふ」


「それはとっても嬉しい事を聞きました。ケーキよりこちらの方が余程サプライズプレゼントですよ!」



フリーデルはそう言って大喜びする。


マリアは優しく微笑み、フリーデルの手を引きダンススペースの真ん中に行く。


そして、マリアのリードでダンスがスタートする。


しばらくすると、皆が二人のダンスに魅了されていた。


それを見ていたジェレマイア達が話す。



「マリア様のダンスは相変わらず素晴らしいな」


「えぇ、そうねあなた。私たちも踊りましょうか?」


「おぉ、ではパルミラ、一曲私と踊ってはいただけないか?」


「えぇ、喜んで」



そういうと、二人もダンスを開始する。


流石にニクラスもパルミラもダンスがうまい。


それを見ていた、シェリルがシグニットをじっと見る。



「じぃーーーーーーーーーーーーーー」


「あのな、じぃーって声に出しながら俺を見てもダンスは出来ないぞ?」


「何よ!シグニットは私と踊りたくないの?卒業パーティーの時はシグニットが転んで大変だったけど私は踊りたいわ」


「うっ、また転ぶかもしれないぞ?それでもいいのかシェリル?」


「えぇ、では私を誘ってはいただけないのでしょうか?」


「えっと、シェリル、俺と一曲踊ってくれないか?」


「えぇ、喜んでシグニットちゃん!」



そういうとシグニットとシェリルもダンスを開始する。


シグニット達は危なっかしいダンスだが皆より楽しそうに踊っている。


まぁ、シグニットは苦笑いだがシェリルが最高の笑顔をしてるので、シグニットも幸せである。


そして、そんな幸せな時間はあっという間に過ぎ、一曲が終わる。


その後は、マリアはダンスのお誘いが凄くて大変である。


当然だが、フリーデルも今回の主役なのでダンスのお誘いが凄い。


二人はその後、曲が途切れるまで踊り続ける。


その姿を見ていた客達が噂をする。



「う~む、マリア様はダンスが凄いな」


「わたくしもマリア様のダンスはお披露目会以来見てませんが見事だと思いますね」


「本当に凄いな」


「フリーデル様とマリア様の最初のダンスが凄かったわね」


「最初のダンスはマリア様のリードが素晴らしく、フリーデル様もとても頑張っていて、何より一番楽しそうでしたからな」


「フリーデル様はマリア様が好きなのでしょうか?」


「フリーデル様もマリア様が相手ならさぞ嬉しいでしょうな。あれほど可憐で華やかしい美少女はみませんからなぁ」



皆にそう噂される二人であった。


だが、曲が止まった後にジェレマイア侯爵が告げる。



「これからマリア様には今回の本当のプレゼントをフリーデルに渡して貰いたいと思います。皆さまダンススペースから一度皆出てください。そして、二人は中央に」


『はい!』



マリアとフリーデルはそう答えると中央に行く。


そして、フリーデルとマリアが向き合う形になったので、マリアはアイテムボックスから装備を取り出す。


またしても突然空間の切れ目から装備を取り出したので皆が驚く。


だが、装備の色に皆が驚く。



「おぉ、あれがマリア様の本当のプレゼントか……真っ赤な長剣とプレートアーマーか……」


「あれは装飾装備か?」


「まぁ、フリーデル様は天職は剣士だし嬉しいのでは?」


「でも、実戦では使えなさそうだな?」


「誕生日プレゼントですもの、宝剣でも嬉しいのでは?」


「そうですな、真っ赤な剣とプレートアーマー、見た感じのデザインもいいですな」


「でも誰の作品だろうな?」



マリアが取り出した装備は皆の注目を集めて騒ぎになる。


そこで、ジェレマイアが静かにと会場を静かにして、告げる。



「えっと、その装備についてだが、その装備はマリア様の完全オーダーメイドで、マリア様の初の力作らしいぞ?」


「えぇ、俺は魔法鍛冶師のシグニットと言います!私の事を知ってる方もいらっしゃるかと思いますがマリアは私の初めての弟子です!その弟子の現在の最高の一品です!ちなみに素材はミスリルで色はマリアのオリジナルの着色の錬金術と加工によるものでただの装飾装備ではありません!」


「私はシェリルと言います!シグニットのパートナーの錬金術師でマリアは私の弟子でもあります。ミスリルの素材はマリアの錬金術で作り出しており、通常のミスリルの魔法剣やプレートアーマーの100倍は凄い品になってると保証します!」


「と言う事だそうだ!皆の者拍手をして欲しい!では、マリア様、フリーデルにその装備を付けていただけますかな?」


「はい!」



マリアは言われた通りに自分の装備をフリーデルに装備させる。


真っ赤な装備に包まれたフリーデルは皆の注目の的になり会場中が大騒ぎになる。


その後で、ジェレマイア侯爵からもう一つサプライズがあると告げられる。


その内容は当然、ウィリーとマリアの決闘の事である。



「えぇっと!会場の皆聞いてほしい!本日は弟の誕生日の為に特別に長男であり、今はカルネイラ総合学術院で4年の騎士見習いであるウィリーが今日ははるばる帰郷した。そのウィリーにダンススペースを使い決闘をして貰う!相手は……聖女のマリア様である!」



その言葉を聞くと会場中から驚きの声が聞こえる。


皆が、天職が騎士のウィリーと天職が聖女のマリアの決闘と聞き驚いていた。


本来騎士は守りが固いフルプレートアーマーを着こみ大きい盾と剣やランスで戦う。


ウィリーはフルプレートアーマーに大剣というスタイルの騎士の様である。


パルミラ曰く、自分の全盛期と同じ装備であり、自分は盾の役目も担える大剣を愛用していたという。


その憧れの相手と同じ装備にしたらしく、ウィリーも同じ装備である。


ちなみにウィリーの装備は全部アダマンタイトの上級魔法装備で凄い。


一方のマリアは魔法で戦うのかと皆に噂されていた。


聖女は魔法職であり、基本は回復のスペシャリストで攻撃には参加しない。


だが、聖女も攻撃魔法は使えるので皆は魔法使い位の攻撃魔法で戦うと思って居る様であった。


そこで、ジェレマイア侯爵から今回のマリアの戦い方が発表される。



「尚、今回の決闘は互いに剣での攻撃のみとする!」



そう告げると会場中が騒ぎになる。



「どういう事だ?マリア様は聖女の筈……剣で戦うなら身体強化魔法を使うのだろうが本職とでは比べ物にならないはずでは?」


「これはどういった目的で行われる決闘なんだ?」


「ウィリー様のお披露目か?でも聖女相手に剣では……」


「これではマリア様の負けは確定的では?」


「ただの余興か?」


「ちょっと、聖女様に失礼では?余興だとしても」



会場中はこの発言で騒ぎになる。


流石に聖国であり、皆が聖女様相手に酷いとマリアに対して擁護する発言が多く出る。


しかし、ジェレマイア侯爵がさらに続けて話す。



「ちなみに、マリア様は剣も凄くお強い。本人曰くひよっこ勇者なら相手にならない程度の実力はあるそうだ」



その発言でまたしても会場中が騒ぎになる。


皆、そんな馬鹿なと疑念を抱いている。


そこで、パルミラが話だす。



「皆の者、私からマリア様の実力について話したいと思います。マリア様は全盛期の私以上の力を既に持っています!」



その発言にまたしても会場中が騒ぎになりもはやパニック状態だ。


それもその筈で、ジェレマイア侯爵はこのケプディンの領主であり、その妻のパルミラは戦場では知らぬ者が居ないほどの魔法騎士であった。


パルミラは全盛期の17歳頃に戦乙女と呼ばれており、最も強かった25歳の頃は鬼神の呼び名で有名だった。


この町に関わる者では知らぬ者はいない。


そのパルミラがそういうので皆がどうしていいか戸惑う。


するとマリアが拡声魔法でジェレマイア侯爵に聞く。



「ジェレマイア侯爵様……最後にもう一度聞きます。甘口中辛辛口ありますがどうします?」



そう聞くと返答が直ぐに帰ってくる。



「もっとも辛いLEE30倍の全力全開でお願いします!」


「了解しました……」



そういうとマリアは左手を腰の横に鞘を握る様な形で添えると、愛用の十字剣をアイテムボックスから出す。


ちなみに皆には見えない鞘から抜刀した様に見える。


マリアは十字剣を握ると構える。


するとウィリーも剣を構える。


互いの距離は30M程、そして、ジェレマイア侯爵が告げる。



「では、決闘開始だ!」



その声と同時に会場中が注目するのだが、マリアの姿が掻き消え、一瞬でウィリーの懐に飛び込んでいた。


そして、ゴツンという音と共にアダマンタイト製の魔法の大剣は真っ二つになっており、剣がウィリーの首にそえる様に当てられていた。


ちなみにマリアの剣はただの銀製の剣で魔法剣ですらない。


だが、マリアが発動した常に一刀羅刹の膨大な魔力に包み込まれて、伝説の武器並みの切れ味になっていた。


そしてマリアは拡声魔法で超大音量でそっとつぶやく。



「首筋にそえるだけ……」



まさにどこかのバスケット漫画の如きセリフを吐き、マリアとウィリーの決闘が終了する。


そのあまりの出来事に皆が理解が追い付かない。


この会場でマリアの動きを追えた者はパルミラ以外居なかった。


そのパルミラも魔力の流れと気配で動きを捉えただけで実際には見えて居なかった。


あまりの出来事に会場中がシンとなる。


そこでジェレマイア侯爵が告げる。



「ちなみにウィリーの使ってたのはアダマンタイトの上級魔法武器でマリア様の武器はただの銀製だそうだ……」



その言葉で会場中から驚きとざわめきが起こる。


一瞬で距離を詰めた動き、銀製の剣でアダマンタイトの上級魔法武器を両断するという離れ業……そして最後の静かなマリアの一言に会場中が興奮で満たされる。


だが、一番興奮してるのは対戦相手であったウィリーであった。



「凄い……動きが真正面からでも見えなかった……そして、大剣は全く抵抗を感じさせず両断して、首筋に剣をそえるだけ……凄すぎる!これは母上以上と言うのも納得だ……いやその様な次元ではなかった……」


「勝負ありですウィリー様負けを認めてください……」



そうマリアが言うとウィリーが言う。



「俺の負けだ……完全な負けだ……完膚なきまでの敗北……いや傷はないが……俺のハートはザックリだぜ!マリア様……貴女は女神か?好きだ!15歳になると同時に俺と結婚してくれ!」



いきなりその様な発言がされる。


しかも、マリアの拡声魔法の範囲内で発言したので皆に聞こえていた。


そこで最も興奮したのは弟であるフリーデルである。


フリーデルは既にマリアにぞっこんである。


そのマリアを実の兄が奪おうとしている……しかも自分の誕生日に……。


フリーデルはマジ切れして兄に突っ込んでいく。


マジで殴り掛かる5秒前……。


そこでマリアが一言。



「私の為に争わないで!」



その言葉が会場中に響き感動の渦に包まれる。


まさにマリアは会場に降臨したプリンセス。


マリアの為に争う王子二人を止めたマリアに皆が感動した……次の一言を聞くまでは。



「どうせなら、私の装備とウィリー様が買って来たというラクシュヴァティー王国随一の魔法鍛冶師の魔法の長剣で争って!」



会場中の時が止まった瞬間であった。

はい、ここまで読んでくれた方ありがとうございました。


今回は誕生日パーティー!


最初は普通に進行。


マリアのサプライズプレゼントで騒ぎになるが喜びに包まれる。


マリアの超特大12段ホールケーキは大好評。


そして、ダンスへ。


マリアは猫を被ってるのとフリーデルへのサービスで喜ぶような事を言う。


マリアの初めてのダンスの相手はフリーデルであったと。


その事実に喜ぶフリーデル。


しかし、それはマリアの手のひらで踊ってるに過ぎない。


マリアは40歳童貞であり、男には興味ありません。


なので思わせぶりなセリフでぬか喜びさせるだけさせて放置。


そんな事とは知らずに喜ぶフリーデル。


ダンスも見事に決まり、ついでにニクラスやパルミラ、シグニットにシェリルも楽しむ。


だが、ダンスが終わり、ダンススペースでメインのプレゼントタイムになる。


そこでマリアとフリーデルの二人はスペース中央でプレゼントのやり取りをする。


フリーデルが装備して皆が騒ぐが説明が入る。


装備がマリアの完全なオーダーメイドであり、シグニット、シェリルの弟子である事。


その事実はそのまま受け入れられるが次の話で会場が騒ぎに。


いきなり決闘と言う話が出る。


しかも、相手はマリア。


更には剣でのみ攻撃可能のおまけつき。


だが、会場が騒ごうが、説明をしようが事が終われば凄い事に。


マリアは隕鉄の召喚の如く十字剣を出して速攻でウィリーのアダマンタイトの上級魔法武器を両断して、首筋に剣をそえる。


そこで名言を一言「首筋にそえるだけ……」というどこかのスラムダンクからとったかようなセリフを吐く。


そして会場中が大興奮。


その後負けを認めろとマリアに言われたウィリーは敗北。


だが、かなり前向きな敗北であった。


負けたと同時に速攻で惚れてからの結婚しようぜ宣言。


これにマリアにマジで殴りかかる5秒前な二人を止めるマリア!


「私の為に争わないで!」と言う。


そして、会場中がこのマリアに感動するが、次の一言で時が止まる。


どうせなら自分の装備でラクシュヴァティー王国随一の魔法鍛冶師の魔法の長剣で争ってという発言で……。


露骨なマリアの宣伝であった。


はい、今日はここまで!


いい感じで書けました。


次回はマリアの武器の性能テストと露骨な宣伝とパーティーのフィナーレです。


たぶん、次回はそんな感じ。


次回をお楽しみに!


今回は作者も力作!


と言う事で感想求む!


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