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30歳童貞は魔法使いになった?  作者: 永澄水樹
童貞魔法使いの異世界ライフ
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スカッとカセゲパンヤ

どうもー毎日更新大変です!


今回はマリアのお金をどう稼ぐかという話し。


まあ話は本編でどうぞ。


ちょっと短めですが毎日更新なので長かったり短かったりはご勘弁を。


それでは第十六話「スカッとカセゲパンヤ」をご覧アレ。

晩餐会が終わり数日後、マリアは部屋で考え事をしていた。


晩餐会の結果、授業は全て免除になったマリアはこれからどうするか特に何も考えていなかった。


とりあえず、現状としてはお金をどうにかしなければならない事だろう。


マリアは晩餐会が終わった次の日に修道院に戻った時にスザンヌ修道院長に言われていた。


イリアを助ける為とは言え全財産を使ってしまった以上自分に必要なお金は自分でどうにかしろと。


マリアはどうすればお金が手に入るか考える。


冒険者組合に冒険者として登録して、モンスターでも狩ってお金を得るか。


またはシグニットのところへ行って一緒に鍛冶をやらせてもらい、それでお金を得るか。


マリアは色々と考えるが今できる事はあまり無い。


庭の野菜やハーブ、薬草等を売ってもいいがそこまで儲かるとも思えない。


マリアはとりあえずと食事に行く。


イリアやシスタリア、ついでにエミリアを加えて朝食を取る。


そこでマリアは皆に相談する。



「なぁ皆?俺達一文無しになっちゃっただろ?どうやったらお金を稼げるかな?」



マリアの質問に一番にエミリアが答える。



「冒険者にでもなってモンスター狩りでもしたらどうだ?」


「それは考えたけど駆け出しの冒険者ってそんなに稼げなさそうじゃん?」


「どうなんだろうな?マリアならドラゴンが出ても倒しそうな気がするけどな……」


「うーん、エミ兄は頼りにならないな……お金がないから食事もこんな食事だし……」


「そうね……食材も使わせて貰えなくなちゃったもんね。自分のお金で材料買えって……マリアの料理美味しかったのに」


「マリアの料理すごく美味しいの!だから皆が食べたくなるの!だからマリアの料理はお金になるの!」


「俺の料理がお金になる?普通に作ってるだけだからなぁ、そんなのが金になるか?」


「でもイリアちゃんの言ってる事も一理あるかも……料理というよりマリアのパンよ!」


「俺のパン?」


「マリアのロールパンとか言うの凄い美味しいじゃない。普通のパンって黒くて、ちょっとすぱっくて、パサパサしてるけど、マリアのパンは白くて、ふわっふわのもっちもちじゃない!」


「あぁ、あれは小麦粉を俺自身が製粉してるし、酵母とかパン種とか使ってるからな……」


「酵母?パン種?よく分からないな」


「そりゃ修道院で出される黒パンと俺の白パンじゃ発酵の時点で違うしな……そうか……色々と酵母やパン種作ってたけどそれを売れば……でも量産するのもな……」


「マリアのパンなら絶対に売れるわよ」


「俺もそう思うな個人的には食パンがいいと思うが」


「えぇ、ロールパン美味しいじゃない!それに干しぶどうを加えたぶどうパンも捨てがたいわ」


「私はクロワッサンがいいの!さくっさくのふわっふわでもちっもちなの!」



朝の食堂ではマリア達がパンについて盛り上がっていた。


結局パンはお金になるのではと皆に言われてマリアも考えてみる。


マリアとしては食堂でも開いた方がめんどくなさそうと思うが、パンの作り方を教える代わりにパテント料をもらうのもありかと考える。


物は試しでパンが売れるか試してみるかとマリアは自分用の倉庫へ行き必要な材料を集める。


それを持って修道院の窯で色々なパンを焼いてバスケット一杯にパンを詰め込む。


準備が出来たのでマリアは直ぐさま修道院を飛び出して町へと走る。


歩いて30分の距離だったので強化しまくったマリアは走って5分で町につく。


門番に身分証を見せて街へ入ると早速パンを売るのかと思ったがマリアは何故か町のパン屋へと入る。



「いらっしゃいませ!」


「すみません!パンを買いませんか?」


「えっ?パンを買う?うちはパン屋だよ。パンを買うのはお客さんだろ?」


「ちょっと面白いパンを作りまして、パン屋さんに食べてもらおうと思ってパン屋を訪ねてるんですよ」


「ふん、パンなんてお貴族様が食べるパン以外は似たりよったりだろ?まぁ、その中でもうちは美味しいと思うけどね」


「それじゃあ、このパスケットの中のパンに興味はありませんか?」



マリアはそう言うとバスケットに被せてた布を取る。


そこには様々なパンが詰められていた。



「それって白パンかい?」


「黒パン白パンって定義なら白パンですね。どれかお好きなのお一つどうぞ」


「いいのかい?」


「美味しかったら出来れば作り方を教えるので作って売ってください、その代わり売上の純利益の3割をもらいます」


「なるほど……買えってのは作り方を買えって事か……まぁ、まずは食べてから……」



そういうとパン屋の女主人はロールパンを選んで食べる。


すると驚きとともに訪ねてくる。



「なんだ、このパン……ふわっふわのもっちもちでしかもバターの風味が凄いね……」


「あぁ、バターロールですからね」


「バターロール?」


「こっちのはロールパンに干しぶどうを入れたやつですけど食べてみます?」


「おっ、悪いね」



そういうとぶどうロールも食べる。


すると驚きとともにマリアに聞いてくる。



「これどうやって作るんだい?」


「教えてもいいですけどパテント料はもらいますよ?」


「パテント料?」


「要するに教える知識に対する代価を貰うって事です。先程言った売上の純利益の3割をもらいます」


「いいだろう。教えておくれ」


「といってもまだ材料を持ってきてませんし、他のパン屋も回るので次回、他のパン屋さんも集めて同時に教えます」


「他のパン屋にも教えるのかい?」


「えぇ、作り方さえ分かれば後は工夫次第なのでそこはそれぞれのパン屋さんの腕次第ってところですね」


「わかった。その皆に教える時は私もちゃんと呼んでおくれよ?」


「大丈夫ですよ。それでは失礼します」



マリアはそう言うと今のパン屋同様に色々なパン屋に売り込みをする。


結局10店舗位回ったところで食べさせるパンが無くなったのでシグニットのところへ行く。



「シグニット師匠いるー?」


「うん?おっマリアじゃねえか!全然顔を見せないからどうしたのかと思ってたんだよ」



シグニットがそう言うと奥からシェリルが現れる。



「シグニット?お客さん?ってマリアじゃないの!どうしたのよ!心配してたのよ?」


「シェリル師匠もお久しぶりです」


「全然音沙汰なしでどうしたのよ?」


「それがですね……」



マリアはシグニット達と別れた後の話しをする。


話し終えるとシグニットが怖い顔をしている。



「マリア?俺は東には行くなって言ったよな?」


「言いましたね……」


「なら何故行った?しかも結局全財産使っちまったんだろ?」


「行くなと言われると気になって行ってしまいました。お金については弁明の余地もありません」


「何か言うことがあるんじゃないか?」


「忠告を聞かず心配をかけてすみませんでした」


「はぁ、もう馬鹿なのか天才なのか本当に分からないやつだな」


「すみません」


「はい!この話は終了!マリアも反省してるようだし許しましょうよシグニット!」


「分かってるよ。だが、もう無茶はするなよ?」


「善処します」


「おい、お前わかってないだろ?」


「シグニット、マリアは馬鹿じゃないから大丈夫よ。それよりそのバスケットは何?」


「あぁ、これ俺が焼いたパンで、フランスパンって言うんですけど食べませんか?」


「へぇ、マリアが焼いたパンか、そうだな。小腹も空いたし貰うか」


「私も貰う!」


「ちょっと待っててくださいね」



マリアはそう言うとフランスパンを持ってきたブレッドナイフで切り分ける。


それを見ていたシグニットはナイフに興味を示す。



「おい!そのナイフはお前が作ったのか?」


「そうですよ。修道院で暇な時に作った物です」


「随分と立派なナイフね……」


「これはブレッドナイフと言ってパンを切る専用のナイフです。他の用途はありませんよ?」


「えっと、パンを切る為だけにそんなに良いナイフを作ったのか?」


「これは使えなくなった鉄屑を集めて作った品で殆んどただのような物ですよ?価値なんてないですよ」


「いや……このナイフなら銀貨50枚位すると思うぞ……」


「えっと、マジですか?」


「マジだ……」


「……あれ?ならパンを作る意味はなくないか……普通に鍛冶した方が儲けが……」


「そんなことよりそのパンをいい加減に食べさせろ」


「そうでしたね。何塗りますか?バターとイチゴジャムとブルーベリージャムしかないですけど」


「俺はバターで食べてみようかな」


「じゃあ私はイチゴジャムでお願い」


「分かりました……どうぞ」



マリアはそう言ってフランスパンをちょうどいい感じに切って、シグニットにはパターを塗って渡し、シェリルにはイチゴジャムを塗って渡す。


2人はパクリとパンを食べる。


すると一気にむしゃむしゃと食べる。



「なんだこれ美味いな!今度はブルーベリージャムで食べたいな」


「あっ、私もブルーベリージャムでお願い」


「いいですよ……はいどうぞ」



マリアが渡すとパンを美味しそうに食べる2人であった。


そして、まだ欲しそうにしている2人にマリアが言う。



「実はバターにジャムを同時に塗るのって美味しいんですよね」


「えっ、そんな贅沢な食べ方していいのか?バターって高いだろ?」


「俺の生活魔法で作ってるから殆んどお金はかかってませんよ」


「マリアはそういえば聖女だったな……生活魔法でバターを作れるのか……いいな……」


「じゃあ私はイチゴジャムとバターでお願い」


「おっと、俺はブルーベリージャムとバターで頼む」


「はいよ、おあがりよ!」



2人はバターとジャムが塗られたパンを食べる。


2人は食べたと同時に物凄く顔が輝きだし一気にパンを食べてしまう。



「うっ、美味い……美味すぎる……」


「バターとジャムって合うわね……贅沢だけど」


「本当はマーガリンの方が合うんだけど持ち合わせがなかったからな」


「なんだマーガリンって?」


「バターと同じ様な物ですよ。でもジャムと一緒に塗るならマーガリンの方が合うんですよね」


「うぅ、マリアのパンがもっと食べたくなってきた……っとそういえばマリアは何しに来たんだ?」


「あぁ、パンをパン屋に売ってきたんですよ」


「パンをパン屋に?どういう事だ?」



マリアはシグニットに今回のパンで大儲け作戦の概要を説明する。


それを聞いたシグニットとシェリルはこんなパンが日頃から食べれる様になるかもと聞いて喜んでいた。


だが、マリアは言う。



「だけど、それもやめようかなとちょっと悩みまして……」


「なんでだよ!」


「いや……だって鉄屑で作ったナイフが銀貨50で売れるなら、鍛冶で稼いだほうがいいじゃないですか」


「それはダメだ!美味しいパンが食べられなくなる。お前がパンで大儲け作戦をやらないなら私はこれ以上鍛冶をお前には教えない」


「私もパンで大儲け作戦を中止するなら錬金術を教えるのやめようかしら……」


「2人とも大人気ないですよ!」


「私達はまだ17だ子供で結構!」


「なんだよ!この国は15で成人なんだろ!十分大人じゃないか!」


「残念でした~20で成人の国もあります!という事で私達は決して大人気なくないわ」


「ちくしょう……なんて汚いんだ……」



結局鍛冶で楽して儲ける事は出来なくなってしまうのであった。


その代わりパンで大儲け作戦を実行するなら鍛冶と錬金術は教えてくれるそうなのでまぁ良しとするのだった。


しばらくシグニット工房でだべってそこそこ時間が経ったのでマリアは修道院に帰ると伝える。


するとシグニットは次はいつ来るのか聞いてくるので3日後にレジーヌベーカリーでパンの作り方を教えるのでその時に来ると伝える。


シグニット達はその時はまた寄れよと言ってくれるので、その時は寄ることにしてダッシュで修道院に帰る。


結局昼食は既に終わってたので夜まで腹を空かせる羽目になるマリアであった。

どうもここまで読んでくれた方ありがとうございました。


今回はお金の稼ぎ方について。


マリアは自分が凡人で取り柄が無いと思っているのでお金の稼ぎ方がわからない模様。


結局食堂で皆に話しをするとイリアがマリアの料理はお金になると言い始めました。


マリア的には料理は普通に作ってるだけなので、そんな物がお金になるはずがないと思いスルー。


そこでシスタリアがマリアのパンが美味しいと言い始めパンを売る流れに。


マリア的にはパンは確かに酵母やパン種を色々揃えてたのでこの世界に無いパンも作れるかもと思い、パンで大儲け作戦を考える。


結果、パン屋に宣伝しまくりまぁまぁな手応え。


しかし、帰りに寄ったシグニットのところで衝撃の事実が発覚。


マリアが鉄屑から作ったパン切り包丁が銀貨50枚の価値だと……。


マリアはあまった鉄屑がそんな値段になるなら鍛冶でよくねと考えるのだが、それを知ったシグニットとシェリルに脅迫をされ結局パンで大儲け作戦は実行される事に。


結局修道院に帰った時は昼飯の時間が過ぎてて晩飯まで食いっぱぐれる事にw


次回、パンで大儲け作戦実行!


次回をお楽しみにw


感想おまちしております。


感想がないと正直辛いです。


皆さんのご意見をよろしくです。


後はブックマークをよろしくお願いします!

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