町の中で
今回も無事に連日投稿出来そうです!
今回の話は町の中での話。
とりあえず、マリア達為に行政所へ行ったり、食べ歩きをしたりする話。
その中でとある鳥肉がマリアにはショックだった模様。
まぁ、味は良い様なので良かった良かったw
という事で話をご覧下さい。
第四話「町の中で」をご覧アレ。
マリア達はやっとの事で町へ入る事ができた。
マリアは町の様子を伺う。
やはりというか中世ヨーロッパ的な町だというのが最初の印象だ。
なんで剣や魔法の世界って基本どれも似てるんだろうと思いながら、早速色々な場所へ行こうと歩こうとする。
すると直ぐさまアンジェリカに止められる。
「おい、マリア!どこへ行こうとしてるんだ?」
「何処へって町の散策に決まってるだろ?」
「はぁ……あのなぁ、お前達はまだ身分証を持ってないだろ?それを作った後でないと町の散策はできないぞ?」
「なんでだよ?別に町へ入れたんだから今更身分証とかいらないんじゃ?」
「これから町へお前達だけで来る時に必要なんだよ。それとも毎回誰かに付き添いを頼むのか?皆忙しいからそうすると町へは殆んど来れないがいいのか?」
「うっ、それは……」
それは非常に困る。
折角町へ来られるようになったのに、これから自由に町へ来られないと言うのは痛すぎる。
マリアはしょうがないと思い直しアンジェリカに聞く。
「それでこれからどうするんだ?」
「行政所へ行って身分証の発行手続きをする」
「アンジェリカさん?身分証って簡単に作れるんですか?」
「普通は簡単に身分証は作れない。だが、うちの修道院の関係者なら普通に作れるから安心しろ」
「うちの修道院って普通と違うんですか?何だか特別扱いされてる気がするんですが……町へも簡単に通されましたし税金も取られませんでしたよね?」
確かにエミリアの指摘は正しい。
門を通る時明らかに門番の様子がおかしかった。
しかもアンジェリカが身分を明かしてからである。
ヴァーテミス修道院は何かしらの事情があるのだろうなとマリアは思った。
だが、今はそんな事どうでもいいのである。
今必要なのはこの町を自由に散策できる事である。
なので、マリアはアンジェリカに早く身分証を作りに行こうと行って急かせる。
こうして、遂に行政所にたどり着くのであった。
「うおっ!でかい建物だな……ここが行政所か……」
「本当ね……立派な建物……」
「なんだか凄いところへ来たって感じだな……」
マリア、シスタリア、エミリアの三人は大きな建物に驚いて立ち止まった。
するとアンジェリカが早く来いと言うのでせかせかと中へと入っていく。
中も広くて色々な受付があるようで、マリアとしてはよく分からないというのが感想だった。
アンジェリカは何処が何をする場所なのか分かっているようでひとつの受付に皆を連れて行く。
「あのー、この子達の身分証を作りたいのですが?」
「あっ、はい。えっと、ではこの書類に記載してください。その後あちらの鑑定所で身分証の詳細を作りますのであちらへ行ってください」
「わかりました」
アンジェリカはそう言うと受付から三人分の書類を受け取る。
その後、アンジェリカに教えられながらマリア達は自分の書類を書き上げる。
そうして、ようやく書類を書いて鑑定所という所へと行く。
そして、順番の列に並ぶ。
そこで気づいたのはやけに子供が多いなという事である。
気になったのでアンジェリカに聞いてみる。
「アンジェリカさん?なんで鑑定所には子供がたくさん来てるんだ?あれって親子が殆んどだよな?」
「あぁ、それなりの年齢になってから身分証を作る人が殆どだからな、だから親子連れが多いんだよ」
「鑑定所って何を鑑定するんですか?」
「お前らは既にやってると思うが、儀式魔法で職を鑑定するんだよ」
「なら、俺達はあまり関係ないのかな?マリアもシス姉も俺も既に職の鑑定は終わってるし」
「まぁ、そうなんだが身分証を作る時の決まりだからなもう一度鑑定を受けてもらう」
アンジェリカにそう言われ、マリア達は鑑定所で鑑定を受ける。
結果はやはりというか、マリアは聖女、シスタリアは賢者、エミリアは勇者であった。
ちなみに鑑定結果に鑑定をした人達は酷く驚いていたが、修道院の名前を確認すると、何故か落ち着きを取り戻していた。
マリアはやっぱり修道院は何か特別な事情があるなと思いながらも無事身分証を手に入れられたので満足している。
ただ、身分証を作る時に血を一滴垂らせと言われた時はなんでだと抵抗したが指に針を刺され強制的に血を出させられた。
暴れるマリアをアンジェリカとエミリアが押さえつけ、シスタリアが指に針を刺した。
マリアはいつかこの恨み晴らしてやると心に誓いながらも新品の身分証に笑顔がこぼれるのであった。
行政所を出るとアンジェリカに広場まで連れてこられる。
広場の中心には大きな噴水があり、とても人が多く、また待ち合わせの人も多く見受けられた。
そんな観察をしているとアンジェリカが話し出す。
「さて、私はこれから用事があるのでお前達に自由時間を設ける。夕方になったらこの噴水広場で待ち合わせだ。それまで自由に町の見学をしろ」
「えっ、自由に町を見て回っていいのか?」
「あぁ、ただしリアトリオで回れよ?1人で歩くのは禁止な」
「なんだ……シス姉はいいけどエミ兄は邪魔だよね……はっきり言って」
「なんだよ?俺と一緒じゃ嫌なのかよ」
「嫌と言うかシス姉とのデートの邪魔だろ?折角シス姉と初めて町デート出来るのになんでエミ兄まで来るんだよ」
「えっと、マリア?別にお姉ちゃんとデートって訳じゃないでしょ?」
「えぇぇ、シス姉は俺の事嫌いなのか?」
「マリアの事は好きよ?でも恋愛とは違うでしょ?女の子同士だし、姉妹って感じだし」
「じゃあ、エミ兄とならどうなんだよ」
「エミリアの事も好きよ?でもアリアと同じで恋愛とは違うわ。確かに男の子だけど弟って認識がつよいから……」
「だよね……シス姉は俺のお姉ちゃんだもんな……それに俺にはマリアがいるし……」
シスタリアがマリアを恋愛対象とは違うと言った事にはちょっとショックだったが、エミリアはシスタリアに完全に弟と見られてて、当のエミリアはかなりショックを受けている様であった。
エミリアはマリアにも好意を寄せている様だがシスタリアにも好意を寄せているので弟扱いはショックな様である。
その事にマリアはざまぁとしか言い様がない。
そもそもシスタリアはかなりの美少女である。
将来はきっと素晴らしい女性になるであろう……。
そんな女の子をマリアが放っておくはずがない。
マリアはシス姉を最初の攻略対象と認識している。
折角の剣と魔法のファンタジー異世界である。
当然一夫多妻制もある様なので目指すはハーレムである。
その野望はマリアの中でかなり重要であり。
自分が女という事はきっぱり忘れて女の子に囲まれてウハウハが夢である。
だが、エミリアという仮にだが婚約者のような物がいる現状は微妙である。
いつかエミリアを闇に葬れないかと本気で考えるおっさんであった。
そんなダークな思想を巡らせていると、シスタリアに声をかけられたので現実に戻る。
「マリア?マリアー?聞いてる?」
「えっと何だシス姉?」
「何だじゃないでしょ?急に黙っちゃって……どうしたの?私が恋愛とは違うって言ったから怒っちゃった?」
「あぁ、それもそうなんだけど、ちょっと考え事をね……ってアンジェリカさんは?」
「マリアが考え事してる内に用事を済ませに行ったよ。それよりこれからどうする?」
「まずは腹がすいては戦はできないから食べ歩きでしょ!」
「俺もそれには同意かな?シス姉はお腹すいてる?」
「私もお腹すいたかな……じゃあ食べ歩きしましょうか……ちょっとお行儀悪い気がするけど……」
「そんなの気にする必要なくないか?俺達そもそも孤児だし庶民以下だろ?今更行儀とか言われてもな」
「マリアは将来教皇様になるかもしれないからマナーはめっちゃ厳しく教えられてるだろ?どの口がそんな事言うんだ?」
「うるさいなぁ……やっぱりシス姉と2人で食べ歩きに行こうかな?」
「分かったって!俺が悪かったから置いてかないでくれよ」
マリアはシスタリアの手を取って町をどんどん進んでいく。
そんなマリアに置いてかれまいとエミリアも後を追ってくる。
そんな感じで初めての町の散策が始まるのであった。
とりあえずマリアはそこらへんの人に食べ歩きが出来る場所はないかと聞いて、情報を集める。
するとどうやら露天が並ぶ通りがある様で、そこを目指して歩く。
そして、しばらくすると、露天がズラリと並ぶ通りに出る。
「おおぉぉぉ!凄いな。商業の町だけあって露天も賑やかだ」
「確かに凄いわね……」
「確かに凄いな。で、何食べる?」
「まずは適当に串焼きでも食べないか?それくらいならあるだろうし」
「じゃあ探してみるか」
そう言って通りを歩く。
すると直ぐに肉の串焼きを売っている店を見つける。
だが、買ったはいいが使っている肉に困惑する。
「うわぁ、これ焼きたてで美味しいわね。いい塩加減してるわ」
「ホントだな。これは確かに美味しいな。ってマリアは食べないのか?」
「いや……この肉ってさ魔物の肉なのはいいんだけどさ……その魔物がねぇ……」
「とりっぴいの肉だろ?修道院では魔物の肉は出ないけど知識としては知ってただろ?なんの抵抗があるんだ?」
「いや、国民のアイドル的な鳥の肉を食べるのはかなり抵抗があるだろ……」
「国民的アイドルってとりっぴいってそんなに人気の魔物だっけ?」
「いや、言ってても仕方がないから食うよ……ふむ、これは美味いな……どうせならタレで食いたいもんだ」
マリアはそう言いながら日本人には国民的な鳥であるとりっぴいと同じ名前の魔物の鳥肉を食べる。
一応、罪悪感が湧いたので感謝と謝罪をしながら食していく。
次にマリア達が見つけたのはパンの露天であった。
「へぇ、色々なパンが売ってるな」
「あっ、どうやらジャムを塗って食べられるみたいよ?」
「本当だ、買ったお客に選ばせてるんだな。よし食べてみよう」
エミリアはそう言うと露天に近づきパンを買う。
それに習ってマリアとシスタリアもパンを買う。
みんな違う味のジャムを塗ってもらって食す。
「これはブルーベリージャムみたいな味だな……シス姉のはいちごジャムかな?ちょっと食べさせてよ」
「じゃあマリアもお姉ちゃんに食べさせてね」
「おっ、やっぱりいちごジャムだ。シス姉はどうだ?美味い?」
「うん、マリアのジャムも美味しいわね」
「なら俺のパンも食べるか?マリア?シス姉も」
「エミ兄のはいいや」
「なんでだよ!2人とは違う味のジャムだぞ?」
「えぇ……だって間接キスになっちゃうじゃん……エミ兄と間接キス……うぇっマジでないわ」
「そう?なら私は貰おうかな?」
シスタリアはそう言うとエミリアのパンをむしゃりとかぶりつく。
「エミリアのも美味しいわね」
「ちょっとシス姉!エミ兄と間接キスとか正気か?」
「えっ?だって弟と間接キスとか気にしないでしょ普通」
「エミリアも私のパン食べる?」
「うん、食べる……」
エミリアはそう言うとシスタリアのパンを食べる。
美味しいねとは言ってるが顔がかなり落ち込んでいる様子。
何度も何度も弟扱いされて、全く男扱いされないのでショックを受けている様だった。
マリアとしてはざまぁとしか言えないがエミリアの扱いは本当に可愛そうなほど悪いなと思うのであった。
その後も色々と食べ歩き、ようやくお腹がいっぱいになったので、食べ歩きは終わりにする事にする。
「さて、食べ歩きも終わったし次はどうする?」
「私はアクセサリーショップに行きたいな。露天のもいいけどちゃんとしたお店も行ってみたい」
「じゃあ、アクセサリーショップの場所を聞いてくるよ!」
そう言うとエミリアは適当に歩いてた人に道を聞いている様であった。
しかし、相手は子供が相手なので話が進まないようで何やら揉めている様であった。
しばらく様子を見ているとエミリアは懐から財布を出して文句を言っている様である。
すると相手が案内をやっとしてくれる様でその報告をしにエミリアが戻って来る。
「はぁ、俺が子供だからって最初道を教えてれなかったよ」
「でどうだったの?」
「お金はあるのかっていうから財布を出してこの通りあるよって言ってやったよ!」
「それで?」
「そしたら済まなかった道を案内するってちゃんと反省してくれて、案内してくれる事になったよ。という事で行こ」
「はぁ……」
マリアは話の流れを聞いてエミリアは本当に馬鹿だなと思いながらこの後の展開が予想と反する事を祈りつつ溜息を付きながら後に付いて行くのであった。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
今回は町の中でという話ですが、とりあえず身分証をゲット!
その後はマリアの希望通り食べ歩きでした。
しかし、いきなり食べた串焼きは焼き鳥でした……。
しかも鳥の名前はとりっぴいw
一応この異世界の鳥の魔物です。
決して日本で有名な鳥とは別の生き物なので注意をw
そして最後はアクセサリー店へ行く為に道を聞くエミリア。
話の最後から展開は怪しそうw
では次回の話をお楽しみに!
ちなみに感想が全然来ないのでみなさん遠慮なくどんどん感想下さい!
感想ないと泣いちゃいそうですw




