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婚約者と父に硝子工房を追われた私ですが、辺境の堅物領主とは見積書から恋を始めます

作者:他力本願寺
最終エピソード掲載日:2026/10/31
「私が検査していない硝子に、私個人の品質点検の署名をすることはできません」

七年間支えた工房で、父と婚約者に指揮権を奪われた硝子職人エリン。
責任だけを負う署名を拒み、婚約と雇用を解消した彼女は、二人の職人と北の辺境へ向かう。母の髪留めを売って揃えた元手は、銀貨百六十枚。

再出発を懸けた温室の注文。けれど、その図面では硝子が割れる。
領主ルシアンに仕様の変更を求めると、堅物の彼は、エリンの説明を聞き、見積書に向き合ってくれた。

窯の修理、失敗する試作、仲間の給料。ひとつずつ仕事を納め、領主に硝子の音を教えるうち、二人の距離も近づいていく。
だが、元婚約者の流した広告が、ようやく築いた工房の信用を傷つけて――。

自分の名で働き、自分の意志で恋を選ぶ。
硝子職人と不器用な領主の、お仕事と再出発の恋物語。

全36話・完結まで執筆済み。ハッピーエンド。

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