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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

【完結済】妹を救うたび、オレは「俺」を忘れていく。〜両親の仇である最強の獣魔(影の王)は、落ちこぼれとして君と生きる〜

作者:憮然野郎
最終エピソード掲載日:2026/05/04
「いいんだ。お前に『人殺し』と蔑まれても、お前が生きているなら──オレは、俺を捨ててやる」
 突如として現れた異形の怪物【獣魔】により、人類の生存圏が脅かされる世界。対獣魔の精鋭を育成する「聖痕学園」において、黎明駆(れいめい・かける)は魔力出力最低の「万年落ちこぼれ」として、周囲から嘲笑される日々を送っていた。
学園祭の演劇で森の木 Aという屈辱的な役を真面目に演じる彼を、誰が最強の怪物だと疑うだろうか。
 しかし、駆には血塗られた【真実】があった。15年前、幼児だった彼が自らの両親を惨殺したのは他ならぬ獣魔へと変貌した自分自身。そして今、隣で無邪気に微笑む最愛の妹・陽葵(ひまり)さえも、かつて彼がその手にかけようとした存在だったのである。
 己の正体を隠し人間に擬態して「家族」をやり直す。それが駆に自ら課した唯一の贖罪だった。だが、その薄氷の平穏は知性を持つ獣魔の襲来によって無残に切り裂かれる。
「──オレを呼んだか、陽葵」
 妹の危機に駆は禁じられた【影の王】の力を解放する。それは学園のエリートさえ一瞬で飲み込む絶対的な闇の領域。だが、強大すぎる異形の力を振るうたび、駆の脳裏からは人間としての記憶が砂のように零れ落ちていく。妹との大切な約束、二人だけの思い出……代償は常に守りたいはずの「日常」そのものだった。
 激闘の末、血に塗れた怪物の姿で妹に救われた駆は震える声で問う。「なぜ、化け物のオレを助けた?」と。何も知らない陽葵は聖母のような慈愛とどこか底の知れない静寂を瞳に宿して微笑む。
「なんとなく……お兄ちゃんに、似てたから」
 正体がバレれば積み上げた全てが崩壊する。けれど戦わなければ彼女を救うことはできない。
加速する忘却の果て、駆はある違和感に気づき始める。自分を追い詰めるエリート騎士・焔の執着よりも、背後で見守る妹の笑顔の方がよほど「異質」であることに。
 守っているのは自分か、それとも飼われているのは自分か。史上最凶の兄と謎に包まれた妹の絆が紡ぐ、切なくも苛烈なダーク・ファンタジーが今、幕を開ける。
 王道のアクションとサイコ・ホラーの融合。
駆が「合格、でいいですよね?」とトボける滑稽な日常の裏側で、陽葵の「影」が静かに形を変えていく──。その違和感に気づいたとき、あなたはもう、この兄妹の深淵から抜け出せなくなっているはずです。
第1章 覚醒の獣魔と偽りの日常
第1話 寄る辺なき日常
2026/03/18 18:50
第3話 黒き影の咆哮
2026/03/18 19:10
第8話 影の英雄
2026/03/23 19:00
第2章 浸食する忘却
第16話 焔の執着
2026/03/31 19:00
第18話 妹の涙
2026/04/02 19:00
第3章 揺らぐ仮面と深まる絆
第22話 父の遺言
2026/04/06 19:00
第26話 蹂躙の影
2026/04/10 19:00
第27話 満身創痍
2026/04/11 19:00
第4章 破滅へのカウントダウン
第40話 妹の絶叫
2026/04/24 19:00
第5章 忘却の果ての決着
第43話 真の黒幕
2026/04/27 19:00
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