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佐倉陰陽学園

佐倉陰陽学園 第二巻 黒桜の若芽

最新エピソード掲載日:2026/09/01
佐倉陰陽学園 第二巻

夏休みが終わり、佐倉陰陽学園に新学期が訪れる。

数々の出来事を乗り越え、少しずつ成長してきた一年一組の十五人。

しかし学園には、彼らとは異なる考え方を持つ生徒たちがいた。

名門の家に生まれた者。

優れた血筋を誇る者。

生まれ持った能力に自信を持つ者。

そして、家柄も才能も関係なく、自分の力で前へ進もうとする者。

他のクラスとの対立や交流を通して、晴真たちはこれまで知らなかった価値観に触れていく。

そんな中、夏休みに取り組んできたチーム研修の発表が始まる。

一年一組だけではない。

他のクラスも、それぞれの仲間と工夫を重ね、力を磨いてきていた。

互いの研究成果をぶつけ合う実戦形式の発表は、いつしかクラス同士の意地と誇りを懸けた戦いへと発展していく。

そして秋。

裏佐倉では、一年に一度の大きな催し――

霊馬とともに佐倉の地を駆ける「桜駆け」が開催される。

勝つために走る者。

家の名誉を背負って走る者。

仲間との約束のために走る者。

さまざまな想いを胸に、晴真たちも愛馬とともに秋の佐倉を駆け抜ける。

だが――。

華やかな桜駆けの裏側では、誰にも気づかれぬまま、新たな事件が動き始めていた。

家柄とは何か。

血筋とは何か。

才能とは何か。

多くの出会いと衝突を経験した晴真たちは、やがて気づいていく。

人を本当に強くするものは、生まれ持った力だけではない。

友達、家族、師匠、先輩、そして新しく出会った人々。

人と人との間に生まれる「縁」こそが、自分を支え、新しい道へ導いてくれるのだと。

黒桜寮に集った十五の若芽は、互いに枝を伸ばしながら、少しずつ大きくなっていく。

そして晴真にもまた、新たな「縁」が結ばれようとしていた――。
第二十七話 禁術
2026/08/29 06:29
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