『旅するわたしの、足音を聴く』
最新エピソード掲載日:2026/07/31
二十七歳の藤沢紡は、都内のIT企業で働く五年目の会社員。生活は安定しているのに、毎朝の電車の窓に映る自分だけが、どこへも進んでいない気がしていた。眠れない夜に見つけた、旅する人・セリの言葉。震える指で送った一通のダイレクトメッセージから、紡の毎日は少しずつ動きはじめる。一泊二日のお試し旅、母の肉じゃがに宿っていた記憶、小さな活動名、初めての依頼と報酬。やがて彼女が選んだのは、退職でも独立でもなく、会社と旅の両方へ誠実でいられる働き方だった。夢に人生を賭けなくてもいい。ただ「自分で選べるもの」を、一つずつ増やしていく。働きながら生きるすべての人へ贈る、静かで確かな再生の物語。
第1章 27歳、夢をしまった引き出し
2026/07/29 09:45
第2章 通帳の数字と、行けない理由
2026/07/29 19:00
第3章 オフィスの窓から見える遠い空
2026/07/30 08:00
第4章 友人の結婚式、置いていかれる心
2026/07/30 19:00
第5章 「ちゃんとした大人」になれない私
2026/07/31 08:00
第6章 真夜中のスクロール
2026/07/31 19:00