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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。

見えない閾値 ─ 僕の存在は毒だから ─

作者:灯屋 いと
最終エピソード掲載日:2026/05/25
神崎暁は研究施設で十八年間を過ごした。素手で人に触れてはならない。それだけが暁に与えられたルールだった。
手袋をはめた両手。窓のない部屋。感情の名前を知らないまま、暁は東京大学に入学する。
講義室でいつも同じ席に座る暁の隣に、桐生誠が座った。物理学科の三年生。穏やかな顔をしているのに、目だけが時々鋭い。
撫でられると思考が止まる。わらび餅を食べると肩の力が抜ける。カルアミルクを三杯飲むと世界が溶ける。暁の定数だった日常に、桐生という変数が増えていく。
けれど暁は知っている。自分の素手は毒であることを。触れた時間の分だけ、桐生を壊していることを。
触れたい。触れてはいけない。その閾値を、暁はまだ知らない。
序章 施設
#1 通告
2026/04/15 19:04
第1章 外の世界
#1 空白
2026/04/16 07:43
#2 大学
2026/04/17 06:05
#3 名前
2026/04/18 07:46
第2章 情報過多
#1 また、いる
2026/04/18 13:36
#2 選択
2026/04/19 08:04
#3 好き嫌い?
2026/04/20 07:18
第3章 相転移の苦み
#1 物理的接触
2026/04/24 05:20
#3 定数と変数
2026/04/26 06:59
第4章 感情の定義
第5章 不完全な公理系
#3 事実の申告
2026/05/08 05:16
#4 矛盾と本能
2026/05/09 07:47
第6章 物理的存在論
#1 存在の不在
2026/05/11 04:00
#3 臨界点突破
2026/05/13 04:00
第7章 見えない閾値
#2 認識の相違
2026/05/17 04:00
#3 非自明な解
2026/05/18 04:00
#4 信号対雑音比
2026/05/19 04:00
#7 変数と融合
2026/05/22 04:00
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