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見えない閾値

あらすじ
神崎暁は研究施設で十八年間を過ごした。素手で人に触れてはならない。それだけが暁に与えられたルールだった。
手袋をはめた両手。窓のない部屋。感情の名前を知らないまま、暁は東京大学に入学する。
講義室でいつも同じ席に座る暁の隣に、桐生誠が座った。物理学科の三年生。穏やかな顔をしているのに、目だけが時々鋭い。
撫でられると思考が止まる。わらび餅を食べると肩の力が抜ける。カルアミルクを三杯飲むと世界が溶ける。暁の定数だった日常に、桐生という変数が増えていく。
けれど暁は知っている。自分の素手は毒であることを。触れた時間の分だけ、桐生を壊していることを。
触れたい。触れてはいけない。その閾値を、暁はまだ知らない。
Nコード
N3704MB
作者名
灯屋 いと
キーワード
R15 ボーイズラブ 春チャレンジ2026 ダーク 現代 不穏 共依存
ジャンル
純文学〔文芸〕
掲載日
2026年 04月15日 19時04分
最新掲載日
2026年 04月26日 06時59分
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文字数
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