表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

お義兄さんといっしょ

お義兄さんといっしょ2〜サンタローザの丘〜

作者:駄才乃
一ノ瀬直也は、総合商社の最前線で新たなプロジェクトを担う一方、家ではまったく血の繋がりのない義妹・保奈美と暮らしている。八歳以上の年齢差を抱えながらも、ひたむきに兄を慕い続ける保奈美。彼女の笑顔や気遣いは直也にとって心の支えであり、同時に「守るべき存在」としての責任と、義兄と義妹という硝子の壁の関係性を突きつけてもいた。

直也の周囲には、仕事を通じて共に歩む女性たちの姿がある。冷静に状況を見極め、時に厳しく助言を与える亜紀。聡明でありながらも優しく寄り添い、直也を理解しようと努める玲奈。直也が直面する課題を乗り越えていく為に、それぞれが直也にとって欠かせない存在として献身的にサポートし、彼の歩みを形づくっていく。

今回は、かつて直也を相思相愛だった新たな女性が登場し、舞台は日本から海外、アメリカのカルフォルニア州に大きく広がって展開する。

物語はやがて、カリフォルニア・サンタローザの地へと展開する。直也と仲間たちは、かつて直也が関わった老夫婦と出会い、その思いに触れることになる。美しい丘に広がる風景は、ただの旅先ではなく、人が生き、そして別れを迎える場所として深い意味を帯びていた。過去と現在が交差するその場で、直也は改めて自分に託されたものと向き合い、仲間たちと共に重い記憶を受け止めることになる。

サンタローザの丘で交わされる言葉と沈黙は、それぞれの胸に痛みと優しさを刻み込む。保奈美は兄の背中を見つめながら、変わらぬ想いを抱き続ける。亜紀と玲奈は仲間としての誇りと切なさを噛みしめる。誰もが違う形で直也と向き合いながら、愛と責任、喪失と赦しの意味を見つめるのである。

『お義兄さんといっしょ2〜サンタローザの丘〜』は、義妹との日常から始まった物語が大きく広がり、人生の選択と絆を描き出す物語へと昇華する。美しい丘の情景に重なる涙と想いが、読者の胸に深い余韻を残す。
最初へ 前へ 次へ 最後へ
エピソード 1 ~ 100 を表示中
プロローグ:神宮寺麻里
2025/09/20 17:11
第8話:一ノ瀬直也
2025/09/20 17:17
第53話:一ノ瀬直也
2025/09/20 18:09
第80話:新堂亜紀
2025/09/20 18:25
第81話:宮本玲奈
2025/09/20 18:25
最初へ 前へ 次へ 最後へ
エピソード 1 ~ 100 を表示中
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ