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(仮)戦場のAI兵

作者:土屋恋山
最終エピソード掲載日:2026/10/05
 もしタイムスリップして次元を越えた世界に入り込んでしまった兵士達が居たとしたら。

ソロモン諸島最大の島『ガダルカナル島』に繰り広げられた日本軍が築いたヘンダーソン(ホニアラ)飛行場の奪還作戦での事・・・。
最も凄惨な作戦の一つに数えられるこの戦場に、今でも雨の降る丸山街道には日本の幽鬼兵(再生兵)が現れるそうだ。

砂に埋もれた鉄帽の中に『軍隊手帳と小さな日記帳』が出て来た。
軍隊手帳に記された名前は『日下勇作』。
そしてその小さな日記帳を開けると、凄惨な戦場ではあり得ない、口外出来ない様な情景が描かれていた。

 ○ あの日あの時、上空にはたくさんの極楽蝶(ドローン)が舞っていた。

 ○ 1942年09月、確かに私は戦死した。
しかし・・・。

死体は米軍のブルドーザーの掘った砂浜の穴に、半死している兵士と共に『生ゴミ』として埋められている。
島の忠魂碑にも私の名前は深く刻まれている。

戦後八一年経った今、私はあの時の戦友達と共に自分の骸(ムクロ)を探している。
私達兵士は太陽のエネルギーを鉄帽に受け、AI兵(アンドロイド)として今も砂浜を彷徨(サマヨ)っているのである。
極楽蝶(ドローン)は未(イマ)だに私達を自由(フリー)にしてくれない。

あの時、『何らかの力』によって私達は異次元の世界に導かれてしまった様だ。
たぶん私達兵士は、遠い時代に起こりうるだろう諸々の『実験材料』にされた様だ。

この作品は著作権を放棄したものではありません。
第02話 九名の残存兵
2026/09/23 14:02 (改)
第03話 二人の斥候
2026/09/23 17:01 (改)
第04話 報 告
2026/09/24 05:19 (改)
第05話 合流、再編成
2026/09/24 05:42 (改)
第06話 濱田AI兵
2026/09/24 09:08 (改)
第07話 増えるAI兵
2026/09/25 05:32 (改)
第09話 偵察から攻撃へ
2026/09/26 06:31 (改)
第10話 再生出来ない兵士
2026/09/26 12:40 (改)
第11話 飢 え
2026/09/26 18:03 (改)
第12話 死を選択する兵士
2026/09/26 18:51 (改)
第13話 再度の偵察
2026/09/27 07:37 (改)
第14話 川口部隊の残兵
2026/09/27 14:31 (改)
第15話 一矢報いる作戦
2026/09/27 16:04 (改)
第16話 早坂中隊の崩壊
2026/09/28 05:33 (改)
第17話 七名の生存兵
2026/09/28 06:23 (改)
第18話 丸山道
2026/09/28 09:27 (改)
第19話 木原少尉の発狂
2026/09/28 14:19 (改)
第20話 AI兵が見守る
2026/09/28 17:26 (改)
第21話 コカコーラ
2026/09/29 05:24 (改)
第22話 野村AI兵の伝言
2026/09/29 09:32 (改)
第23話 キニーネ
2026/09/29 09:58 (改)
第24話 片足を背負う兵士
2026/09/29 10:17 (改)
第25話 鼠 部隊
2026/09/29 16:58 (改)
第26話 住民に狙われる
2026/09/30 05:35 (改)
第28話 ドラム缶
2026/09/30 17:19 (改)
第29話 一木支隊の残兵
2026/10/01 05:15 (改)
第30話 AI兵の知らせ
2026/10/01 09:06 (改)
第33話 菊池大隊の撤収
2026/10/01 18:52 (改)
第34話 二基の鉄帽のAI兵
2026/10/02 12:27 (改)
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